LESSON 01

入試リスニングで音の変化を捉える

音の連結と変化コースの到達度を診断しよう

15セクションの技能群を現象認識・復元・意味理解・入試活用へ分類し戻り先を決める

音の連結と変化コースの到達度を診断しよう

このレッスンの役割

このコースでは、音の連結から始め、脱落・同化・弱形・短縮・意味の区切り・イントネーション・シャドーイング・入試活用まで進みました。最後に、点数一つではなく技能の段階で到達度を診断します。

目標は、自分のつまずきを「気づく・復元する・意味を取る・問題で使う」のどこかへ位置付け、次に戻るセクションと5分練習を決めることです。

例で四段階を確かめよう

段階 できること 確認例 主な戻り先
1 気づく 音が文字どおりでないと分かる 語境界や弱い語に印を付ける 連結・脱落・弱形
2 復元する 変化した音から語句を戻す gonnaをgoing toへ戻す 同化・短縮・機能語
3 意味を取る 山・区切り・抑揚から関係を取る 対比・訂正・態度を説明する リズム・区切り・抑揚
4 問題で使う 設問に合わせて情報を選ぶ 最終決定と根拠を取る 入試リスニング

診断は同じ短い音声で段階を一つずつ試します。

  1. 台本なしで、どこが一まとまりに聞こえたか印を付ける。
  2. 台本を見て、連結・脱落・弱形を説明する。
  3. 台本を閉じ、誰が何を決めたか言う。
  4. 設問に答え、根拠表現を一つ挙げる。

最初に止まった段階が、優先する戻り先です。段階1で止まったのに長い模試だけを繰り返しても、原因を直しにくいままです。段階3までできて段階4で誤るなら、音の練習より設問プレビューや選択肢照合を見直します。

次の5分練習を設計しよう

練習は「素材・技能・成功条件」を一つずつ決めます。

例:10秒の予定変更会話で、but と instead の後を取り、最終決定と根拠を二回続けて言えたら成功。

「英語をもっと聞く」のような広い目標ではなく、短い素材と観察可能な成功条件にします。二回成功したら別素材で転用し、同じ技能が使えるか確かめます。

よくある間違い

一回の総合点だけで「リスニングが苦手」と決めないでください。音には気づけるが意味を取れない場合と、意味は取れるが選択肢で迷う場合では、必要な練習が違います。全15セクションを同じ量だけやり直すのではなく、最初に止まった技能へ戻ります。

自分で確かめよう

確認1:診断では最初に止まった段階をどう扱いますか優先して戻る技能とセクションを決める手がかりにします。
確認2:意味は取れたが選択肢で誤った場合、まず何を見直しますか設問のプレビューと、根拠を選択肢へ照合する手順です。
確認3:よい5分練習に必要な三つは何ですか短い素材、一つの技能、観察できる成功条件です。

まとめと次の一歩

音の連結と変化を、気づく・復元する・意味を取る・問題で使うの四段階で診断できました。次のコースでは、この音の土台を使い、より長い英文から要点・理由・話者の意図を取る聞き方へ進みます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。