LESSON 01

入試リスニングで音の変化を捉える

短い質問と応答の機能を聞き分けよう

短縮・弱形を含む質問から依頼・提案・過去質問を判別し自然な応答を選ぶ

短い質問と応答の機能を聞き分けよう

このレッスンの役割

設問から聞く目的を予測できるようになりました。ここでは、入試でよくある短い質問と応答で、単語の一致ではなく発話の「働き」を取ります。

目標は、音が短縮・連結していても、依頼・提案・許可・過去の質問を区別し、自然な応答を選べることです。

例で文の働きと応答を組にしよう

聞こえる文 働き 自然な応答の例
Could you open the window? 依頼 Sure.
Shall we meet after school? 提案 That sounds good.
May I use this pen? 許可を求める Of course.
Did you finish your homework? 過去の事実を質問 Yes, I did.
Why don’t we take the bus? 提案 Good idea.

実際の音では Could you が「クッジュ」、Did you が「ディジュ」のようにまとまって聞こえることがあります。最初の一音を完全に書き取ろうとせず、後ろの動詞とイントネーションを合わせます。

例:Could you help me with this box?

help me と this box だけで「箱を手伝う話」と分かっても、答えは箱の説明ではありません。Could you ...? が依頼なので、応じる Sure. や断る I’m sorry, I can’t. が候補です。

反対に、Did you help Ken? は過去の事実を聞いています。Sure. より Yes, I did. が文法的にも意味的にも合います。

二段階で選ぼう

  1. 文末の単語より先に、文全体が何をしているか決める。
  2. その働きに合い、内容にも矛盾しない応答を選ぶ。

Yes / No の形だけで選ばないことも大切です。Would you like some tea? に Yes, please. は自然ですが、Would you open the door? には Sure. の方が依頼への応答として自然です。

よくある間違い

質問の最後にある名詞と同じ名詞を含む選択肢を選ぶと、会話として不自然になることがあります。単語の一致は手がかりの一つですが、まず依頼・提案・質問などの働きを判断します。

自分で確かめよう

確認1:Could you ...? は多くの場合どんな働きですか相手への依頼です。
確認2:Did you ...? への基本的な応答は何ですかYes, I did. / No, I didn’t. のように過去の事実へ答えます。
確認3:Why don’t we ...? は理由を尋ねているだけですか多くの場合は提案です。Good idea. などが自然な応答になります。

まとめと次の一歩

短い質問は、つながった音を復元し、発話の働きと内容の二段階で応答を選びます。次は、複数の数字・時刻・日付のうち、最終的に決まった情報を追います。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。