短い質問と応答の機能を聞き分けよう
このレッスンの役割
設問から聞く目的を予測できるようになりました。ここでは、入試でよくある短い質問と応答で、単語の一致ではなく発話の「働き」を取ります。
目標は、音が短縮・連結していても、依頼・提案・許可・過去の質問を区別し、自然な応答を選べることです。
例で文の働きと応答を組にしよう
| 聞こえる文 | 働き | 自然な応答の例 |
|---|---|---|
| Could you open the window? | 依頼 | Sure. |
| Shall we meet after school? | 提案 | That sounds good. |
| May I use this pen? | 許可を求める | Of course. |
| Did you finish your homework? | 過去の事実を質問 | Yes, I did. |
| Why don’t we take the bus? | 提案 | Good idea. |
実際の音では Could you が「クッジュ」、Did you が「ディジュ」のようにまとまって聞こえることがあります。最初の一音を完全に書き取ろうとせず、後ろの動詞とイントネーションを合わせます。
例:Could you help me with this box?
help me と this box だけで「箱を手伝う話」と分かっても、答えは箱の説明ではありません。Could you ...? が依頼なので、応じる Sure. や断る I’m sorry, I can’t. が候補です。
反対に、Did you help Ken? は過去の事実を聞いています。Sure. より Yes, I did. が文法的にも意味的にも合います。
二段階で選ぼう
- 文末の単語より先に、文全体が何をしているか決める。
- その働きに合い、内容にも矛盾しない応答を選ぶ。
Yes / No の形だけで選ばないことも大切です。Would you like some tea? に Yes, please. は自然ですが、Would you open the door? には Sure. の方が依頼への応答として自然です。
よくある間違い
質問の最後にある名詞と同じ名詞を含む選択肢を選ぶと、会話として不自然になることがあります。単語の一致は手がかりの一つですが、まず依頼・提案・質問などの働きを判断します。
自分で確かめよう
確認1:Could you ...? は多くの場合どんな働きですか
相手への依頼です。確認2:Did you ...? への基本的な応答は何ですか
Yes, I did. / No, I didn’t. のように過去の事実へ答えます。確認3:Why don’t we ...? は理由を尋ねているだけですか
多くの場合は提案です。Good idea. などが自然な応答になります。まとめと次の一歩
短い質問は、つながった音を復元し、発話の働きと内容の二段階で応答を選びます。次は、複数の数字・時刻・日付のうち、最終的に決まった情報を追います。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。