LESSON 01

文字どおりに聞こえない英語

音の変化を四つの見方で整理しよう

つながる・弱くなる・消えやすい・近づくを例から分類する

音の変化を四つの見方で整理しよう

このレッスンの役割

前のレッスンでは、書かれた空白に無音があるとは限らないと学びました。ここでは、このコースで扱う変化を四つの箱に仮分類します。

目標は、初めて聞く例でも「つながる・弱くなる・消えやすい・となりの音に近づく」のどれを調べればよいか選べることです。細かな条件は後のセクションで一つずつ学びます。

例で分類しよう

見方 何が起こるか 例を見るポイント
つながる 語末と次の語頭が一続きになる pick it の k と i
弱くなる 意味の中心でない語が短く軽くなる I can swim. の can
消えやすい 発音しにくい並びの一部が聞こえにくくなる next day の一部の子音
近づく となりの音の影響で別の音に近くなる did you の境目

一つの文に複数の変化が入ることもあります。ただし最初から全部を同時に追う必要はありません。まず意味の中心を取り、分からなかった境目だけを一つの箱で調べます。

四分類は答えを暗記する棚ではなく、原因を探す棚です。「聞こえなかった→英語が苦手」ではなく、「この境目はつながったかもしれない」と小さく考え直せます。

よくある間違い

音が文字どおりでない現象を全部「リンキング」と呼ぶと、弱形や脱落を見落とします。また、例文に一つしか変化がないと思い込む必要もありません。分類に迷ったら、変化前の語を文字で確認し、どの部分が変わったか比べます。

自分で確かめよう

確認1:I can swim. の can が短く軽く聞こえるのはどの見方ですか「弱くなる」です。
確認2:pick it の境目が一続きになるのはどの見方ですか「つながる」です。
確認3:四分類の目的は名前の暗記ですかいいえ。聞き取れなかった原因を小さく探すためです。

まとめと次の一歩

四つの見方を持つと、音の変化を一種類だと決めつけずに調べられます。次は、同じ英文でも丁寧に読む場合と会話で話す場合に変化量が違うことを比べます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。