入試リスニングを三段階で解く見取り図
このレッスンの役割
これまで、音の連結・弱形・脱落・同化・イントネーションを一つずつ学びました。この最終セクションでは、その知識を高校入試の得点につなげます。
このレッスンの目標は、リスニングを「聞く前・聞いている間・聞いた後」の三段階に分け、それぞれで何をするか説明できることです。まだ個別の問題形式は解き込みません。
例で見る三段階の見取り図
リスニングは、流れてきた英語を一語ずつ日本語にする競技ではありません。たとえば設問が “When will they meet?” なら、聞く前に「曜日か時刻が答えになる」と予測できます。音声中では数字を全部書くのではなく、会うことと結び付いた最終の時刻を追います。聞いた後は、自分の記憶ではなく聞こえた根拠と選択肢を比べます。
| 段階 | 自分への問い | 音変化の知識の使い方 |
|---|---|---|
| 聞く前 | 何を探すのか | 聞こえ方を予測する |
| 聞いている間 | 何が決まり、何が変わったか | 弱い語を補い、意味の山を取る |
| 聞いた後 | どの表現が根拠か | 聞き間違いと推測を分ける |
よくある間違い
目的を決めずに音声へ飛び込むと、知っている単語だけが強く残ります。また、分からない一語で止まると、その後の重要な訂正を逃します。不明語には小さな「?」を置き、設問に必要な情報を追い続けます。
自分で確かめよう
確認1:聞く前に最初にすることは何ですか
設問と選択肢から、人物・場所・時刻など何を探すか予測します。確認2:知らない一語が出たら音声の理解を止めますか
止めません。設問に必要な情報と、その後の変更を追います。確認3:聞いた後に答えを選ぶ基準は何ですか
音声中の根拠と選択肢が合うかどうかです。まとめと次の一歩
入試リスニングは、予測・追跡・照合の三段階で解きます。次は、設問と選択肢のどこを見れば聞く情報を予測できるか練習します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。