一回目は書かずに大意を取ろう
このレッスンの役割
ディクテーションを弱点診断に使う全体像をつかみました。ここでは一回目の音声でペンを止め、場面・人物・目的だけを取ります。
目標は、全文の日本語訳ではなく、後の復元を導く短い大意メモを作ることです。
例で大意を取ろう
Could you bring your science notebook tomorrow? We’ll use it in the first class.
一回目のメモは「先生か友達が、明日、理科ノートを持ってくるよう頼む」で十分です。
| 大意の枠 | 取る情報 | この例 |
|---|---|---|
| 誰が・誰に | 話し手と相手 | 相手に依頼 |
| 何の場面 | 学校・予定など | 授業の準備 |
| 中心の行動 | 最重要の動詞 | bring |
| 時 | 今日・明日など | tomorrow |
先に大意があると、二回目に science notebook や first class がどこへ入るか予測できます。大意がないまま一語ずつ書くと、最初の未知語で後半を逃しやすくなります。
音声追加後は、再生が終わるまで書かず、終わってから10秒以内に一行で記録します。
大意メモには確信度を○・△・?で付けます。「学校で明日の持ち物を頼む△」のように残せば、二回目は持ち物と時だけを重点的に確認できます。最初から正解を断定しないことも聞き取りの技能です。
よくある間違い
大意を完璧な日本語訳にしないでください。また「学校の話」のように広すぎるメモでは次の復元を助けません。誰が何をするかを中心にします。
自分で確かめよう
確認1:一回目に優先する四つの枠は何ですか
人物、場面、中心行動、時です。確認2:例の中心行動は何ですか
理科ノートを持ってくることです。確認3:大意は全文訳ですか
いいえ。後の復元を導く短い意味の骨組みです。まとめと次の一歩
一回目で大意を取れました。次は二回目に、強い内容語・時間・否定を位置関係付きで置きます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。