入試で問われる六つの力と解答順を見渡そう
このレッスンの役割と目標
ここは「不定詞・動名詞」コースの総仕上げの入口です。これまで別々に学んだ形、意味、文の中での役割を、入試問題で使える一つの解き方へまとめます。
目標は、問題形式が変わっても、最初に何を調べるかを自分で決められることです。このレッスンでは個々の文法を最初から説明し直さず、復習すべき場所を見つける地図を作ります。
おすすめの学び方
問題文を見たらすぐ答えを選ばず、次の三段階を小さく書き込みます。
- 文の骨格:主語と時制を持つ動詞はどれか。
- 接続関係:to doやdoingは、どの語につながるか。
- 意味:目的、予定、経験など、文脈と合うか。
正解した問題でも、この三つを説明できなければ、もう一度ゆっくり解きます。
六つの出題形式は同じ力を見ている
形式選択では、動詞や前置詞の後ろに何を置くかを決めます。整序では、同じ接続関係を語のかたまりにして並べます。誤文訂正では、壊れた接続関係を探します。
書き換えでは、形を変えても意味を保ちます。長文では、句の役割を前後の内容と結び付けます。英作文では、伝えたい意味に合う安全な骨格を自分で選びます。見た目は違っても、中心にある力は同じです。
例題:形式が変わっても根拠は同じ
Ken enjoys ( to play / playing ) basketball after school.
- 主語はKen、時制を持つ動詞はenjoysです。
- 空所はenjoysの目的語です。
- enjoyの後ろでは動作を名詞として置くため、playingを選びます。
整序問題で[ basketball / enjoys / playing / Ken ]となっても、enjoys playingを先に一組にすれば、Ken enjoys playing basketball.と組み立てられます。
よくある間違い
問題形式ごとに別の裏技を覚えると、初めて見る聞き方で止まります。まず共通手順へ戻ってください。
日本語訳だけで選ぶと、toが前置詞なのか不定詞なのかを見落とします。訳より先に、左側の語との関係を調べます。
正解数だけで理解を判断しないでください。「固定表現を忘れた」「句の範囲を誤った」など、止まった段階を記録すると復習先が明確になります。
自分で確かめよう
確認1:問題を見た直後に行う三段階は何ですか。
文の骨格を取り、to doやdoingの接続先を調べ、文脈上の意味を確かめます。その後で語形や綴りを確認します。確認2:誤文訂正と形式選択に共通する力は何ですか。
to doやdoingがどの語につながり、その語がどの形を要求するかを判断する力です。確認3:正解した問題も見直す必要があるのはなぜですか。
偶然や訳の感覚で正解した可能性があるからです。骨格・接続・意味を説明できれば、別の問題へ移せる理解になっています。まとめと次の一歩
六つの入試形式は、骨格、接続、意味、形という共通の力を違う角度から確かめています。形式名に驚かず、同じ順番で根拠を探しましょう。
次は形式選択と語形変化を混ぜ、判断と綴りを最後まで正確にする練習へ進みます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。