前の語・時間の向き・文の意味で形を選ぼう
このレッスンの役割と目標
前のセクションまでに、to不定詞を取る動詞、動名詞を取る動詞、前置詞の後ろの動名詞を学びました。ここからは、それらを一つの判断地図にまとめ、to doとdoingを選び分けます。
目標は、日本語の「〜すること」だけで決めず、前の語が形を固定するか、両方可能か、形により意味が変わるかを分類できることです。次は、形が固定される代表動詞を対で思い出します。
おすすめの学び方
形を見て訳すのではなく、まず空所の前の語を丸で囲みます。次に、出来事がこれからか経験済みかを時間線で確認し、最後に文全体の意味が通るか確かめます。
選び分けには三つの入口がある
形が固定される組み合わせ
I want to study abroad.
wantはto不定詞を取ります。
I enjoy studying English.
enjoyは動名詞を取ります。
どちらも日本語では「勉強すること」と訳せますが、英語の形は前の動詞によって違います。
両方の形を取れる動詞
I like to read.
I like reading.
likeはどちらも取ることができ、基本的には「読むことが好き」という近い意味になります。すべての動詞が両方を取るわけではありません。
形によって意味が変わる動詞
I stopped to drink water.
別の動作を中断し、水を飲むために立ち止まりました。
I stopped drinking water.
水を飲むという活動そのものをやめました。
形だけでなく、出来事が一つか二つか、どちらをやめたかを見る必要があります。
例題:最初に分類する
It was noisy, so I tried ( close ) the window.
この一文だけでは、「窓を閉めようと努力した」のか、「解決方法として閉めてみた」のかで形が変わる可能性があります。
- 閉めようと試みた:
tried to close - 方法として閉めてみた:
tried closing
先にtryが「形で意味が変わる」グループだと分類し、文脈を追加して判断します。
時間の向きは手がかりであって絶対規則ではない
to不定詞は、希望・計画・目的など、これから行う方向を表すことが多くあります。動名詞は、活動や経験を一つのまとまりとして扱うことが多くあります。
ただし、I like to read.のように単純な未来ではない不定詞もあります。「toは未来、-ingは過去」と一つの規則にしてはいけません。前の語と文の意味が主な根拠です。
よくある間違い
日本語の「〜すること」だけでdoingを選ばないでください。want to studyも「勉強することを望む」と訳せます。
to不定詞をすべて未来、動名詞をすべて過去と決めないでください。時間の向きは意味を考える補助です。
一つの動詞で覚えた規則をすべてへ広げないでください。固定、両方可能、意味変化のどれかを先に分類します。
自分で確かめよう
確認1:wantとenjoyは後ろにどの形を取りますか。
wantはto不定詞、enjoyは動名詞を取ります。want to do、enjoy doingと覚えます。確認2:likeはto doとdoingのどちらを取れますか。
基本的にどちらも取れます。詳しいニュアンスより、まず両方が文法的に可能だと理解します。確認3:stop to drinkとstop drinkingの違いは何ですか。
stop to drinkは水を飲むため別の動作を止め、stop drinkingは水を飲む活動そのものをやめます。まとめと次の一歩
不定詞と動名詞の選択は、形が固定される組み合わせ、両方可能な動詞、形で意味が変わる動詞へ分類します。前の語、時間の向き、文全体の意味を順に確認します。
次は固定される代表動詞をto不定詞側と動名詞側で対にし、短時間で確実に思い出せるようにします。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。