to不定詞が「何を」の席に入る全体図を作ろう
このレッスンの役割と目標
前のセクションでは、to不定詞が文の部品になることを学びました。このセクションでは、その中でも中心動詞の「何を」に答える名詞的用法へ範囲を絞ります。
目標は、I want a new bike.のa new bikeと同じ目的語の席へ、to ride a bikeのような動作のまとまりを置けると理解することです。次のレッスンでは、実際の文から目的語の席を見つけます。
おすすめの学び方
中心動詞の直後に「何を?」と問い、その答えを括弧で囲みます。訳し方を暗記する前に、名詞とto不定詞が同じ席へ入ることを図で確かめてください。
物と動作は同じ席へ入る
名詞の目的語を思い出す
I want a new bike.
中心動詞wantへ「何を望む?」と問うと、a new bikeが答えです。この名詞が目的語です。
動作を目的語にする
I want to ride a bike.
今度の答えは物ではなく、「自転車に乗ること」です。to ride a bike全体がwantの目的語の席へ入ります。
日本語では自然に「自転車に乗りたい」と訳しますが、構造は「自転車に乗ることを望む」です。
中心と部品の役割を分ける
Aya hopes to visit Canada.
- hopes:主語Ayaと現在時制を担当する中心。
- to visit Canada:何を望むかという内容の部品。
疑問文にするとDoes Aya hope to visit Canada?です。doesの影響を受けるのは中心hopeで、to visitはそのまま残ります。
例題:目的語の席を置き換える
Ken wants a camera.の目的語a cameraを、「写真を撮ること」という動作へ置き換えます。
- 「写真を撮る」はtake pictures。
- 動作を名詞の部品にするためtoを付ける。
to take pictures全体をwantの後ろへ置く。
Ken wants to take pictures.
すべてのto不定詞が名詞ではない
Ken went to the park to take pictures.
このto take picturesは、wentの「何を」ではなく「何のために公園へ行ったか」を説明します。同じ形でも、説明する相手と文中の席で役割が変わります。
よくある間違い
to不定詞を見ただけで名詞的用法と決めてはいけません。中心動詞へ「何を?」と問い、その答えになるかを確認します。
また、toだけを目的語にせず、to ride a bikeのように動詞と必要な目的語まで一つの部品として扱います。
自分で確かめよう
確認1:I want to learn English.でwantの「何を」に答える部分はどこですか。
to learn Englishです。「英語を学ぶこと」という目的語です。確認2:Aya went to America to learn English.のto learn Englishはwentの目的語ですか。
いいえ。「英語を学ぶために」と、アメリカへ行った目的を説明します。確認3:Ken decided to join the club.で中心と目的語の部品を分けてください。
中心はdecided、目的語の部品はto join the clubです。まとめと次の一歩
to不定詞の名詞的用法は、動作のまとまりを中心動詞の「何を」という目的語の席へ入れます。同じ形の別用法と区別するには、中心動詞への問いと文中の席を確認します。
次は、中心動詞へ実際に「何を?」と問い、目的語として働くto不定詞を見つけます。
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