not toと中心動詞の否定を区別しよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、tell・ask・want+人+toを使い、だれがto以下の行動をするかを組み立てました。今回は、否定する場所によって意味がどう変わるかを学びます。
目標は、not to+基本形がto以下の行動を否定し、do not+中心動詞が希望・決定・試みそのものを否定することを、文の意味から説明できることです。次は、ここまでの動詞を文脈から選ぶ総合問題へ進みます。
おすすめの学び方
notを見つけたら、すぐ後ろのまとまりへ矢印を引いてください。「何をしないのか」と「何を望まないのか」を日本語でも言い分けると整理できます。
notの位置が否定する範囲を決める
not toはto以下の行動を否定する
I decided not to use my phone during class.
決めたこと自体は肯定しています。決めた内容が「授業中に携帯電話を使わないこと」です。notはto useの前に置きます。
The teacher told us not to run in the hall.
先生は私たちに、廊下を走らないように言いました。usが行う行動to runをnotで否定しています。
中心動詞の否定は希望や決定そのものを否定する
I did not decide to join the club.
入部するという決定をしなかった、という意味です。入部しないと決めたことを表すI decided not to join the club.とは違います。
一つ目は「決定なし」、二つ目は「不参加という決定あり」です。
do not want toとwant not to
I do not want to go there.
日常では「そこへ行きたくない」という意味でよく使います。wantという希望を否定しています。
I want not to make the same mistake again.
文法上は「同じ間違いをしないことを望む」と不定詞を否定しています。ただし日常英語ではI do not want to make ...のほうが自然な場面が多いです。入試では、notがどこを否定するかを読み取ることが中心です。
例題:意味に合う文を選ぶ
「私は夜更かしをしないことに決めました」に合う文を選びます。
- I did not decide to stay up late.
- I decided not to stay up late.
決定はしています。その内容が「夜更かししないこと」なので2です。1は「夜更かしする決定をしなかった」にとどまります。
語句整序ではnotとtoをひとかたまりにする
me / my mother / not / told / to / worry
まずnot to worryを作ります。次にtold meを作り、主語を前へ置きます。
My mother told me not to worry.
よくある間違い
I decided to not go.を見かけることはありますが、中学英語の基本ではI decided not to go.と覚えます。
She told me to not be late.ではなく、基本形はShe told me not to be late.です。
did not decide toとdecided not toを同じ意味にしないでください。否定される範囲が違います。
自分で確かめよう
確認1:「彼はその秘密を話さないと約束した」を英語にしてください。
He promised not to tell the secret.です。約束はし、その内容が「話さないこと」です。確認2:I did not promise to help.では、何を否定していますか。
promiseを否定しています。「手伝うと約束しなかった」という意味です。確認3:The doctor told me to not eat too much.を中学英語の基本形に直してください。
The doctor told me not to eat too much.です。確認4:did not decide to goとdecided not to goの違いを説明してください。
前者は「行く決定をしなかった」、後者は「行かないと決めた」です。まとめと次の一歩
not to+基本形は不定詞の行動を否定し、do not+中心動詞は希望・決定・約束などを否定します。notの位置から否定の範囲を考えることが大切です。
次は、希望・決定・約束・試み・必要・依頼という文脈の証拠を使い、最適な中心動詞を選びます。
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