文脈と動詞から動名詞を選び誤文を直そう
このレッスンの役割と目標
ここまで、動名詞を取る代表動詞と、時制・否定・疑問の作り方を学びました。今回は、前の動詞と文脈を手がかりに、空所補充・整序・誤文訂正を解きます。
目標は、日本語の「すること」だけで形を決めず、中心動詞、意味グループ、時制、動名詞句の範囲を順に確認できることです。次の到達診断へ進む前に、誤りの原因も説明できるようにします。
おすすめの学び方
答えの-ingを先に探さず、まず文の中心動詞を丸で囲みます。その動詞が後ろの活動をどう見るかを言い、最後につづりと語順を確認します。
四段階で入試問題を解く
空所補充は中心動詞から考える
We enjoyed ( talk ) with the exchange student.
中心動詞enjoyedは活動への気持ちを表し、後ろに動名詞を取ります。talkへ-ingを付けます。
We enjoyed talking with the exchange student.
過去はenjoyedにすでに表れています。talkingを過去形にする必要はありません。
整序問題はかたまりを先に作る
[ practicing / she / English / kept / every day ].
kept practicingを動詞+動名詞のかたまりにする。- practicingの目的語Englishを続ける。
- 主語Sheと時every dayを置く。
She kept practicing English every day.
keptとpracticing Englishを離して並べないことがポイントです。
例題:最初の誤りを直す
誤文:Did Ken enjoyed playing basketball?
- playingはenjoyの後ろの動名詞で正しい。
- Didが過去を担当している。
- enjoyedを基本形enjoyへ戻す。
Did Ken enjoy playing basketball?
最初の誤りは動名詞ではなく、Didの後ろに過去形を残したことです。-ingが見える問題でも、文全体を確認します。
文脈で似た動詞を選ぶ
It was raining, but they ( kept / finished ) playing the game.
雨でも試合を続けたという文脈ならkeptです。
It was raining, but they kept playing the game.
試合を最後まで終えたと述べるならfinishedも使えます。選択肢だけでなく、butの後ろで何を伝えたいかを読みます。
よくある間違い
日本語に「〜すること」とあるだけで動名詞を選ばないでください。英語では前の動詞が取る形を確認します。
空所の直前だけを見ないでください。DoesやDid、yesterdayなどが時制を決める場合があります。
動名詞一語だけを並べ替えないでください。speaking Englishやmaking the same mistakeを意味のかたまりとして扱います。
自分で確かめよう
確認1:She finished ( write ) the email.の空所を埋めてください。
writingです。finishは後ろに動名詞を取り、She finished writing the email.となります。確認2:Does he enjoys cooking?の誤りを直してください。
Does he enjoy cooking?です。Doesが三単現を担当するのでenjoyは基本形です。確認3:[ avoid / we / making / should / noise ]を並べ替えてください。
We should avoid making noise.です。avoid makingをかたまりにし、shouldの後ろはavoidの基本形です。まとめと次の一歩
動名詞の入試問題は、中心動詞、活動への見方、時制・否定・疑問、動名詞句の範囲という順に解きます。-ingの形だけでなく、前の動詞と文全体を根拠に判断します。
次は意味グループ、後ろの形、文法変化、入試形式を混ぜて診断し、前置詞の後ろの動名詞へ進めるか確かめます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。