文脈からto不定詞を取る動詞を選ぼう
このレッスンの役割と目標
ここまで、希望・決定・約束・試み・必要・人への働きかけを表す動詞と、否定する範囲を学びました。今回は、それらを一つの問題の中で使い分けます。
目標は、日本語の一語だけに頼らず、会話や英文にある文脈の証拠から中心動詞を選び、語句整序・空所補充・誤文訂正へ応用できることです。次は到達診断で弱点を特定します。
おすすめの学び方
空所だけを見ず、前後から「どんな場面か」「結果は出たか」「相手がいるか」を探します。答えを選んだ後は、必ず根拠となる語句を一つ言ってください。
文脈を六つの観点で分類する
手順1:出来事の種類を決める
finallyやafter three hoursがあり、難しいことを実際に成し遂げたならmanageです。but I couldn'tならtryの可能性が高くなります。
相手の提案を受け入れたならagree、断ったならrefuseです。未来に向けた自分の予定ならplan、複数から選んだならchooseです。
手順2:行動する人を確認する
My teacher asked me to read the poem aloud.
readするのはmy teacherではなくmeです。主語とは別の人が行動するなら、「中心動詞+人+to」の形を疑います。
手順3:形を最終確認する
中心動詞を選べても、形を間違えると得点になりません。
- 過去の出来事なら中心動詞を過去形にする
- toの後ろは基本形にする
- doesやdidの後ろは中心動詞も基本形にする
- 不定詞の行動を否定するならnot toにする
例題1:空所補充
It was very difficult, but we finally ( ) to find the station.
difficultとfinallyがあり、実際に駅を見つけています。managedを入れます。
We finally managed to find the station.
例題2:会話から選ぶ
A: Can you carry this box with me? B: Sure. I ( agreed / refused / tried ) to help.
Sureは依頼を受け入れた証拠なのでagreedです。
例題3:誤文訂正
My father wanted I to study abroad.
wantの後ろの人は目的格なので、Iをmeへ直します。
My father wanted me to study abroad.
一対一の日本語訳に頼らない
「決める」を見てすべてdecideにすると、chooseとの違いを失います。「選択肢から選び取った」という文脈ならchooseが合います。
「できた」を見てmanageにするだけでも不十分です。練習を通して技能を身につけたならlearn toを使います。文全体の出来事を分類しましょう。
よくある間違い
空所のすぐ前後だけを見て選ぶと、会話のNo、finally、after practicingなどの決定的な証拠を見落とします。
意味が合ってもmanaged to foundとはしません。managed to findです。
人への働きかけで人を省かないでください。asked me to helpのmeが、helpする人を示します。
自分で確かめよう
確認1:After practicing for a month, I ( ) to skate.には何が合いますか。
learnedです。練習を通じて技能を身につけた文脈です。確認2:He said, “No, I won't do it.” He ( ) to do it.には何が合いますか。
refusedです。Noと発言し、意志的に拒否しています。確認3:Our coach told to us run faster.を直してください。
Our coach told us to run faster.です。中心動詞+人+toの順です。確認4:選んだ動詞が正しいか、最後に確認する四点は何ですか。
時制・主語との一致、人の有無、toの後ろが基本形か、否定の位置です。まとめと次の一歩
動詞は日本語訳一語ではなく、希望・決定・応答・結果・必要・人への働きかけという文脈から選びます。根拠となる語句を示し、最後に語形と語順を確認してください。
次は到達診断です。正解数だけでなく、どの意味グループや手順でつまずいたかを見つけます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。