不定詞の中の動名詞・動名詞の中の不定詞をほどこう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、一文に複数あるto・-ingへ番号を付けました。今回は、decide to stop doingやenjoy trying to doのように、一つの句の中へ別の句が入る二段の構造をほどきます。
目標は、内側の最小のかたまりを先に作り、外側の動詞へ順に接続して、意味を平らに混ぜず読めることです。次はこの構造分析を長文の空所・下線部へ使います。
おすすめの学び方
一番右の動詞から左へ戻り、「どの語がこの形を要求するか」を矢印で結びます。小さなかたまりを角かっこにし、その外側へ一段ずつ広げましょう。
箱の中に箱を作る
不定詞の中に動名詞が入る
We decided [to stop [using the old system]].
using the old system:古い仕組みを使うこと。stop using ...:その活動をやめる。decided to stop ...:やめることを決めた。
usingをdecidedへ直接つなげるのではありません。直前のstopがdoingを要求します。
動名詞の中に不定詞が入る
I enjoy [trying [to solve difficult puzzles]].
to solve difficult puzzles:難しいパズルを解こうとする内容。trying to solve ...:解こうと試みること。enjoy trying ...:その試みを楽しむ。
外側のenjoyは動名詞tryingを取り、内側のtryはこの文脈でto solveを取ります。
前置詞の後ろにも入れ子ができる
Thank you for [helping me [to understand the rule]].
forの後ろ全体は動名詞句です。その中でhelping me to understandが「私が規則を理解するのを助ける」とつながります。
最初にforの後ろの大きな範囲を取り、内側のto understandを分析します。
例題:右から左へ矢印を戻す
Ken hopes to finish writing his report today.
writing his report:レポートを書くこと。finish writing ...:書き終える。to finish writing ...:終えることをhopeの内容にする。hopes to finish ...:終えたいと望む。
Ken hopes [to finish [writing his report] today].
中心動詞はhopesです。
よくある間違い
一番内側の形を、文の中心動詞へ直接つながないでください。隣の動詞がどの形を要求するかを一段ずつ見ます。
すべてのかっこを同じ大きさで並べないでください。内側の句は外側の句の一部です。
右から左へ形だけをつないで終わらず、内側から意味を足して文全体へ戻します。
自分で確かめよう
確認1:She decided to start studying French.の内側と外側を示してください。
内側は[studying French]、その外側は[to start [studying French]]です。外側全体がdecidedの内容です。確認2:I enjoy learning to speak English.でto speak Englishは何に含まれますか。
[learning [to speak English]]という動名詞句の内側に含まれ、外側全体がenjoyの目的語です。確認3:We hope to avoid making the same mistake.を内側から説明してください。
[making the same mistake]がavoidの目的語、[to avoid making the same mistake]全体がhopeの内容となる不定詞句です。まとめと次の一歩
不定詞句と動名詞句が入れ子になるときは、最も内側の小さなかたまりを作り、隣の動詞へ一段ずつ接続します。各形を要求する直前の語と、内外の範囲を保つことが大切です。
次は中心動詞、範囲、役割、入れ子を使い、長文中の空所補充・下線部和訳・誤文訂正を構造から解きます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。