誤文訂正は最初に壊れた関係を見つけよう
このレッスンの役割と目標
語句整序では、正しい接続関係を組み立てました。誤文訂正では逆に、文のどこで接続関係が最初に壊れたかを探します。目立つtoや-ingをすぐ直すのではなく、その形を決める左側の語まで戻ります。
目標は、誤りの場所、正しい形、そう直す理由の三つを説明できることです。
原因から直す四段階
誤りを直した後は、文全体を読み直します。文法上置ける形でも、出来事の順序や目的が変われば正解ではありません。
例題:見える形より左の原因を見る
誤:My brother enjoys to cook dinner for us.
主語はMy brother、中心動詞はenjoysです。to cookはenjoysの目的語の席にあります。enjoyは目的語としてdoingを取るので、原因はenjoys + to doという接続です。
正:My brother enjoys cooking dinner for us.
「toをingに変えた」だけで終わらず、「enjoyが動名詞を目的語に取るから」と理由を言います。
toの種類と意味差も確認する
誤:I look forward to meet you.
このtoは不定詞の印ではなく、look forward toの最後にある前置詞です。前置詞の後ろに動作を置くので、正しくはI look forward to meeting you.です。
一方、I stopped to talk with my teacher.は必ずしも誤りではありません。「先生と話すために、していたことを止めた」という意味です。stopped talkingなら「話すことをやめた」です。訂正問題では、前後の文脈で意図した意味を確かめます。
誤りの記録を復習に変える
| 誤りの原因 | 戻る学習 |
|---|---|
| 左の動詞が取る形 | 不定詞・動名詞を取る動詞 |
| 前置詞toの見落とし | 前置詞の後ろは動名詞 |
| 目的と名詞説明の混同 | 不定詞の三用法 |
| rememberやstopの意味差 | 出来事の順序による選択 |
| ing形の綴り | 語形変化の規則 |
よくある間違い
下線部だけを眺めて直すと、形を決める左の語を見落とします。少なくとも一つ前の動詞や前置詞まで読みます。
日本語として自然になるよう単語を入れ替えるだけでは、文法上の原因を説明できません。どの二つの語の関係が壊れたかを示してください。
to doとdoingの両方が可能な動詞を、形だけで誤りと決めないでください。前後の出来事と文脈を確認します。
自分で確かめよう
確認1:She finished to read the book.を直し、理由を説明してください。
`She finished reading the book.`です。finishは目的語として動作を置くときdoingを取ります。確認2:He is good at play tennis.を直してください。
`He is good at playing tennis.`です。前置詞atの後ろに動詞を置くので動名詞にします。確認3:I remembered locking the door.は誤りですか。
誤りとは限りません。「ドアに鍵をかけたことを覚えていた」という意味です。これから鍵をかけるのを忘れないならremembered to lockとなります。確認4:訂正後に文全体を読み戻すのはなぜですか。
文法上置けても、目的や出来事の順序が元の文脈と違う可能性があるからです。まとめと次の一歩
誤文訂正では、骨格を取り、形を決める左の語へ戻り、句の役割と意味を確かめてから直します。誤答の原因を分類すれば、復習すべきセクションも決められます。
次は、正しい一文を別の形へ変えながら、意味を保つ書き換えに進みます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。