LESSON 01

不定詞・動名詞の入試総合

誤文訂正は最初に壊れた関係を見つけよう

直前の語、toの種類、意味差、時制、句の範囲から誤りの最初の原因を特定して直す

誤文訂正は最初に壊れた関係を見つけよう

このレッスンの役割と目標

語句整序では、正しい接続関係を組み立てました。誤文訂正では逆に、文のどこで接続関係が最初に壊れたかを探します。目立つtoや-ingをすぐ直すのではなく、その形を決める左側の語まで戻ります。

目標は、誤りの場所、正しい形、そう直す理由の三つを説明できることです。

原因から直す四段階

誤文訂正を原因から行う四段階 文の骨格、左の語、toやingの役割、意味と形の順に誤りを調べる。 1 骨格主語・中心動詞 2 左の語何が形を決めるか 3 役割名詞・説明・目的 4 意味と形直して読み戻す

誤りを直した後は、文全体を読み直します。文法上置ける形でも、出来事の順序や目的が変われば正解ではありません。

例題:見える形より左の原因を見る

誤:My brother enjoys to cook dinner for us.

主語はMy brother、中心動詞はenjoysです。to cookはenjoysの目的語の席にあります。enjoyは目的語としてdoingを取るので、原因はenjoys + to doという接続です。

正:My brother enjoys cooking dinner for us.

「toをingに変えた」だけで終わらず、「enjoyが動名詞を目的語に取るから」と理由を言います。

toの種類と意味差も確認する

誤:I look forward to meet you.

このtoは不定詞の印ではなく、look forward toの最後にある前置詞です。前置詞の後ろに動作を置くので、正しくはI look forward to meeting you.です。

一方、I stopped to talk with my teacher.は必ずしも誤りではありません。「先生と話すために、していたことを止めた」という意味です。stopped talkingなら「話すことをやめた」です。訂正問題では、前後の文脈で意図した意味を確かめます。

誤りの記録を復習に変える

誤りの原因 戻る学習
左の動詞が取る形 不定詞・動名詞を取る動詞
前置詞toの見落とし 前置詞の後ろは動名詞
目的と名詞説明の混同 不定詞の三用法
rememberやstopの意味差 出来事の順序による選択
ing形の綴り 語形変化の規則

よくある間違い

下線部だけを眺めて直すと、形を決める左の語を見落とします。少なくとも一つ前の動詞や前置詞まで読みます。

日本語として自然になるよう単語を入れ替えるだけでは、文法上の原因を説明できません。どの二つの語の関係が壊れたかを示してください。

to doとdoingの両方が可能な動詞を、形だけで誤りと決めないでください。前後の出来事と文脈を確認します。

自分で確かめよう

確認1:She finished to read the book.を直し、理由を説明してください。`She finished reading the book.`です。finishは目的語として動作を置くときdoingを取ります。
確認2:He is good at play tennis.を直してください。`He is good at playing tennis.`です。前置詞atの後ろに動詞を置くので動名詞にします。
確認3:I remembered locking the door.は誤りですか。誤りとは限りません。「ドアに鍵をかけたことを覚えていた」という意味です。これから鍵をかけるのを忘れないならremembered to lockとなります。
確認4:訂正後に文全体を読み戻すのはなぜですか。文法上置けても、目的や出来事の順序が元の文脈と違う可能性があるからです。

まとめと次の一歩

誤文訂正では、骨格を取り、形を決める左の語へ戻り、句の役割と意味を確かめてから直します。誤答の原因を分類すれば、復習すべきセクションも決められます。

次は、正しい一文を別の形へ変えながら、意味を保つ書き換えに進みます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。