一文に複数あるto・-ingを一つずつ分析しよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、不定詞句と動名詞句をそれぞれ役割で分類しました。今回は一文に複数のto・-ingがあるとき、同じ規則をまとめて当てず、一つずつ直前の語・範囲・役割を分析します。
目標は、それぞれへ番号を付け、前置詞to・不定詞to、動名詞・進行形などを別々に判定できることです。次は不定詞の中に動名詞が入る二段の構造をほどきます。
おすすめの学び方
toと-ingへ出会った順に①②③と番号を付けます。各番号について「左の語」「右の範囲」「文中の役割」の三項目だけを書き、ほかの番号と混ぜないようにします。
同じ見た目でも別々の仕事をする
toはすべて不定詞とは限らない
I am used to getting up early to study.
最初のtoはbe used toの前置詞で、後ろに動名詞gettingが続きます。次のto studyは、早起きする目的を表す不定詞です。
toというつづりだけで同じ役割と決めないでください。
-ingはすべて動名詞とは限らない
Mika is enjoying reading a book.
is enjoyingは今楽しんでいるという進行形で、enjoyingは中心動詞の一部です。reading a bookはenjoyingの目的語となる動名詞句です。
同じ-ingでも、一つ目は進行形、二つ目は名詞の席にある動名詞です。
複数の不定詞も役割が違う
To learn English, I went to Canada to study with local students.
文頭のTo learn Englishは大きな目的を加えます。後半のto study with local studentsはカナダへ行った具体的な目的です。どちらも副詞的用法でも、説明する位置と範囲を別々に確認します。
例題:番号順に三項目を書く
She thanked me for helping her to carry the bags.
- helping:forの後ろ、
helping her to carry the bagsが動名詞句。 - to carry:help+人+to doの中で、herが行う内容。
- 中心動詞はthanked。
外側ではfor以下が感謝の理由、内側ではto carryがhelpingの内容です。
よくある間違い
一文の最初のtoを不定詞と決め、その後のtoも同じにしないでください。各toの左側を確認します。
一つの-ingが進行形だから、次の-ingも進行形だと決めないでください。be動詞との接続と名詞の席を個別に見ます。
番号を付けた後、文全体をばらばらの訳のまま終えないでください。最後に主文へ各句が何を加えるかをつなぎます。
自分で確かめよう
確認1:I look forward to meeting you to discuss the plan.の二つのtoを説明してください。
最初のtoはlook forward toの前置詞でmeetingが続き、二つ目のto discussは会う目的を表す不定詞です。確認2:He is practicing speaking English.の二つの-ingを説明してください。
is practicingは進行形で文の中心動詞、speaking Englishはpracticeの目的語となる動名詞句です。確認3:She stopped walking to drink water.でwalkingとto drinkの役割は何ですか。
walkingはstopの目的語で中止した活動、to drinkは歩くのを止めた目的を表す不定詞です。まとめと次の一歩
一文に複数のto・-ingがあるときは、番号を付け、左の語・右の範囲・文中の役割を一つずつ判定します。見た目が同じでも、前置詞、不定詞、動名詞、進行形という仕事は異なります。
次は、外側の不定詞句の中に動名詞句が入る場合や、その反対の入れ子を、内側の小さなかたまりからほどきます。
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