LESSON 01

目的を表すto不定詞

名詞の説明と行動の目的を見分けよう

直前の名詞を説明する不定詞と主動作の目的を表す不定詞を、修飾先と意味から識別して入試問題へ適用する

名詞の説明と行動の目的を見分けよう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、目的を表すto不定詞の行動者が文の主語と一致することを確認しました。今回は、前セクションで学んだ「名詞を後ろから説明するto」と、今セクションの「行動の目的を表すto」を見分けます。

目標は、to以下がどこへ意味をつないでいるかを、直前の語だけでなく文全体から判断し、理由を説明できることです。次は到達診断で目的用法を統合します。

おすすめの学び方

二つの質問を順に使います。直前の名詞へ「どんな名詞?」と答えるなら名詞の説明、主な動作へ「何のために?」と答えるなら行動の目的です。

矢印の戻り先を見る

名詞を説明するtoと行動の目的を表すto I need a book to readではto readがbookへ戻り本を説明する。I went to the library to readではto readがwent to the libraryという動作全体へ戻り行った目的を表す。 I need a book to read. どんなbook? → to read 名詞を説明:読む本 I went to the library to read. 何のためにwent? → to read 行動の目的:読むために行った 同じto readでも、説明する相手が違う

名詞の説明は「どんな名詞?」

We found a place to practice.

to practiceはplaceを説明しています。「どんな場所?」への答えが「練習する場所」です。

主な動詞foundへ「何のために見つけた?」と問うより、placeの種類を示す読み方が自然です。

行動の目的は「何のために?」

We went outside to practice.

to practiceはwent outsideという動作の目的です。「何のために外へ出た?」への答えが「練習するため」です。

toの直前のoutsideは名詞ではなく、副詞として「外へ」を表します。したがって直前の名詞を説明する形ではありません。

位置だけで決めず意味を確認する

I bought a camera to take pictures.

この文は「写真を撮るためにカメラを買った」と購入目的を表せます。同時に、to take picturesがcameraの用途を説明しているようにも感じられます。

実際の英文では、二つの意味が近く重なる場合があります。入試で用法を問われるときは、文脈、修飾先、設問の区分を合わせて判断します。無理に日本語訳だけで一つへ決めない姿勢も大切です。

例題1:明確な二文を比べる

  1. There are many things to see in Kyoto.
  2. We went to Kyoto to see old temples.

1のto seeはthingsを説明し、「見るもの」です。2のto seeはwent to Kyotoの目的で、「見るために行った」です。

例題2:二つのtoを別々に分類する

I want to find a quiet place to study.

最初のto findはwantの内容で、「見つけたい」です。二つ目のto studyはa quiet placeを説明し、「勉強する静かな場所」です。

この文には、今回の目的を表すtoはありません。toがある数と、目的用法の数は同じではありません。

判断手順

  1. toの後ろが基本形か確認する
  2. 直前の名詞へ「どんな名詞?」と問う
  3. 主な動作へ「何のために?」と問う
  4. より自然に答える方と文脈を合わせる
  5. 重なりがある場合は、設問が何を基準にしているか確認する

よくある間違い

toの直前に名詞があるだけで、必ず名詞の説明と決めないでください。I bought a ticket to enter the museum.では、博物館へ入る目的でticketを買ったという行動全体のつながりが重要です。

日本語訳に「ために」があるだけで目的と決めないでください。a tool to useを「使うための道具」と訳しても、文の構造ではtoolを説明しています。

用法名を当てるだけで終わらず、どの語句へ意味が戻るか説明します。

自分で確かめよう

確認1:I have homework to finish.のto finishは何を説明しますか。homeworkを説明します。「終えるべき宿題」です。
確認2:I stayed up late to finish my homework.のto finishは何を表しますか。stayed up lateの目的です。「宿題を終えるために夜更かしした」です。
確認3:There is no time to waste.は「何のために?」へ答えていますか。いいえ。to wasteがtimeを説明し、「むだにする時間」です。
確認4:見分けるための二つの質問は何ですか。直前の名詞へ「どんな名詞?」、主な動作へ「何のために?」です。

まとめと次の一歩

名詞を説明するtoは直前の名詞へ「どんな名詞?」と答え、目的のtoは主な動作へ「何のために?」と答えます。位置と訳語だけでなく、意味が戻る先を確認します。

次は到達診断です。目的の基本、移動文、Why応答、in order to、行動者、用法識別を別々に点検します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。