文脈からtooとenoughを選び誤文を直そう
このレッスンの役割と目標
ここまで、too ... to、形容詞・副詞+enough to、enough+名詞+to、行動者のfor+人、so ... thatへの言い換えを一つずつ学びました。このレッスンでは、それらを実際の文脈で使い分けます。
目標は、日本語の一語だけで決めず、結果が可能か不可能か、enoughの相手が性質か名詞か、行動者は誰か、という順に判断できることです。次の到達診断へ進む前に、語順の誤りも自分で直せるようにします。
おすすめの学び方
最初から英語の形を当てようとせず、まず「その行動はできるのか」を日本語で言ってみましょう。そのあとenoughの前後を確認すると、暗記に頼らず選べます。
三つの質問で決める
結果からtooかenoughを選ぶ
「この箱は私が運べないほど重い」なら、結果は運べないのでtooです。
This box is too heavy for me to carry.
「この箱は私が運べるほど軽い」なら、結果は運べるのでenoughです。
This box is light enough for me to carry.
「とても」という日本語だけでtooを選ばないことが大切です。tooには、必要な限界を超えて困るという意味があります。
enoughの位置を品詞で決める
形容詞や副詞が相手ならenoughは後ろです。
old enough / slowly enough
名詞が相手ならenoughは前です。
enough time / enough chairs
enough oldやtime enoughと書いたら、enoughの相手が性質か量かを見直します。
例題:誤文を理由とともに直す
誤文:I have money enough to buy the book.
- 本を買うことはできるのでenoughを使う。
- 十分なのはmoneyという名詞の量である。
- enoughは名詞の前に置く。
I have enough money to buy the book.
次の誤文も見てみましょう。
誤文:The bag is enough light for her to carry.
lightは形容詞なので、enoughを後ろへ動かします。
The bag is light enough for her to carry.
入試問題での確認手順
空所補充では、to以下の結果を先に読みます。整序問題では、形容詞・副詞+enough、enough+名詞を一つのかたまりにします。誤文訂正では、can・cannotへ言い換えて意味まで確かめます。
たとえばThe water is ( cold / enough / to / drink ).なら、「飲める」が結果なのでcold enough to drinkです。
よくある間違い
tooを「とても」、enoughを「十分」とだけ訳して選ぶと、行動の可否を見落とします。
enoughをいつも同じ位置へ置くのも誤りです。形容詞・副詞の後ろ、名詞の前という違いを確認します。
forの後ろにIやsheを置かないでください。前置詞forの後ろはmeやherなどの目的格です。
自分で確かめよう
確認1:「彼はその箱を持ち上げられないほど疲れている」はtooとenoughのどちらですか。
結果が「持ち上げられない」なのでtooです。He is too tired to lift the box.となります。確認2:She is enough tall to reach the shelf.の誤りを直してください。
tallは形容詞なのでenoughを後ろに置き、She is tall enough to reach the shelf.とします。確認3:We have chairs enough for everyone to sit down.の誤りを直してください。
chairsは名詞なのでenoughを前に置き、We have enough chairs for everyone to sit down.とします。まとめと次の一歩
tooとenoughは、まず行動が可能か不可能かで選びます。enoughを使うときは、形容詞・副詞の後ろ、名詞の前という語順を確認し、必要ならfor+目的格で行動者を示します。
次はこの判断を限界、十分さ、語順、行動者、言い換えまで組み合わせ、どこまで定着したかを診断します。
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