語句整序は意味のかたまりから組み立てよう
このレッスンの役割と目標
形式選択で使った「どの語がどの形を連れてくるか」という知識を、語句整序へ移します。一語ずつ日本語順に並べるのではなく、離してはいけない語を先にまとめます。
目標は、固定表現、不定詞句・動名詞句の内部、主文の骨格の順に組み立て、余った語や不足した語も自分で発見できることです。
三段階の組み立て方
toと動詞を見つけても、すぐ隣に置くだけでは不十分です。to read this book after dinnerのように、不定詞が必要とする目的語や追加情報まで一つの句として扱います。
例題:かたまりを先に作る
「私は放課後に図書館で勉強することを決めました。」
[ after school / at the library / decided / I / to study ]
- decideの後ろはto doなので、
decided to studyを作ります。 - 場所の
at the libraryと時のafter schoolを、studyへ加えます。 - 主語Iの後ろに中心動詞decidedを置きます。
答えはI decided to study at the library after school.です。場所と時の順序には別解があり得ますが、decided to studyは分けません。
一語不足の整序では文法から補う
「健康を保つために歩くことを楽しんでいます。」
[ walking / I / healthy / enjoy / stay / to ]
enjoy walkingとto stay healthyの二つのかたまりを作ります。完成文はI enjoy walking to stay healthy.です。最初の-ingはenjoyの目的語、後ろのto不定詞は歩く目的です。
問題に「一語補って」とあれば、主語、時制を持つ動詞、目的語の席を確認します。日本語から何となく足すのでなく、骨格に空いている席を見つけます。
最後の点検
- すべての語を一度ずつ使ったか。
- 主語と時制を持つ動詞があるか。
- toの後ろは原形か。前置詞の後ろの動詞はing形か。
- 代名詞の目的格や冠詞を置き忘れていないか。
- 完成文の意味が日本語や前後の文脈と合うか。
よくある間違い
日本語の語順を一語ずつ英語へ移すと、目的語や修飾語が句から離れます。最初に英語の固定表現を作ってください。
wantとto do、enjoyとdoingを別々のかたまりにしないでください。左の動詞が後ろの形を決めています。
並べ終わった瞬間に次へ進むと、余った語や動詞の原形を見落とします。最後は意味ではなく、語の使用回数と骨格も点検します。
自分で確かめよう
確認1:[ enjoys / Emi / pictures / taking ]を並べ替えてください。
`Emi enjoys taking pictures.`です。先に`enjoys taking`、次に`taking pictures`を作ります。確認2:[ something / I / drink / want / to ]を並べ替えてください。
`I want something to drink.`です。`to drink`はsomethingを後ろから説明します。確認3:[ without / left / saying / he / goodbye ]を並べ替えてください。
`He left without saying goodbye.`です。前置詞withoutの後ろなのでsayingとなり、sayの目的語goodbyeまでまとめます。確認4:整序後に最低限確認する二つは何ですか。
すべての語を一度ずつ使ったか、主語と時制を持つ動詞を含む文の骨格が完成しているかを確認します。まとめと次の一歩
語句整序は、固定表現、句の内部、主文の骨格の順に作ります。最後に語の使用回数、形、意味を照合すれば、感覚だけに頼らず解けます。
次は、文のどこがなぜ壊れているかを同じ接続関係から見つける誤文訂正へ進みます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。