LESSON 01

話し手の目的と立場を考える

話し手の目的と立場を考える:到達診断と次への接続

「話し手の目的と立場を考える」で、三種類の確認で弱点と戻り先を特定する。

話し手の目的と立場を考える:到達診断と次への接続

このレッスンの役割

ここは「話の概要・要点を聞く」コースの「話し手の目的と立場を考える」セクション、第7レッスンです。前の「繰り返される語を手がかりにする」で作った見方を受け取り、このレッスンでは「三種類の確認で弱点と戻り先を特定する」ことに集中します。次の「出来事の順序を追おう」で使える判断へ渡します。

このレッスンだけでコース全体を終える必要はありません。今日の出口は、話し手の目的と立場を考える の判断を一回、自分の言葉と根拠で再現できることです。

おすすめの学び方

直接問題、誤解問題、転移問題の三つで確認します。不正解なら点数だけで終わらせず、戻るレッスンを決めます。

このページでは音声台本を素材として使います。実際の音声は別素材で用意されます。音声があるときは、最初は台本を隠し、二回目の後に台本で聞こえ方を直してください。

読むだけで終わらせず、例の中で手がかりに線を引き、答えを隠してもう一度説明してください。間違えたときは「知らなかった」ではなく、どの段階でずれたかを記録します。

今日の問い

「話し手の目的と立場を考える」をできるようになるためには、何を手がかりにし、どんな順で考えればよいでしょうか。

四つの段階で考えよう

段階 すること 自分への問い
目的 求められる答えを決める 何を聞く・読む・伝える課題か
手がかり 音・語・形・資料へ印を付ける 判断を変える目印はどれか
関係 手がかり同士をつなぐ 順序・対比・原因・例のどれか
確認 答えを根拠へ戻す 本文や発言のどこから言えるか
話し手の目的と立場を考える の四段階 目的、手がかり、関係、確認の順に進み、確認から必要な段階へ戻る学習手順 目的何を求める? 手がかりどこを見る? 関係どうつなぐ? 確認根拠はどこ?

図は一方通行ではありません。答えと根拠が合わなければ、最初にずれた箱へ戻ります。これが、クイズ結果から弱点を細かく見つけるための基本です。

例題で確かめよう

素材

A: The weekend trip starts at 6:25 in Room 36. B: I thought it started thirty minutes later. A: The time changed because another group uses the room. Please come ten minutes early.

課題

最終的な開始時刻、場所、変更理由をメモし、確実に聞こえた表現を根拠として示す。

考え方

話題は weekend trip。場所は Room 36。最初の予想ではなく、changed の後に示された時刻を採用する。

ここで大切なのは、正解の日本語だけではありません。どの語・文・数値・話し方を使ったかを指せることです。根拠が一つしかないときは結論を強くしすぎず、複数の手がかりがそろったら確信を上げます。

よくある間違い

聞こえた英文を全部日本語にしようとして、変更後の重要情報を落とす。

この誤りは、四段階のうち「目的」または「確認」を飛ばしたときに起こりやすくなります。直すときは、最初から全部やり直す必要はありません。答えと根拠が分かれた最初の地点へ戻りましょう。

自分で確かめよう

確認1

直接問題で確認する技能は何ですか。

答えを見る

「話し手の目的と立場を考える」の基本手順を、見本なしで再現できるかです。

確認2

誤解問題で間違えた場合、どこへ戻りますか。

答えを見る

手がかりまたは誤り修正のレッスンへ戻り、誤答の最初の分岐を直します。

確認3

転移問題に合格したと言える条件を説明してください。

答えを見る

初見の素材で 聞く前に目的を決め、強く聞こえる語・転換語・最終情報をメモする、答えを根拠付きで説明できることです。

まとめと次の一歩

「話し手の目的と立場を考える」は、勘や丸暗記ではなく、目的・手がかり・関係・確認の順で安定します。今日は、答えを出したあとに根拠へ戻れることまでが学習です。

次は、この技能を別の語句、別の場面、別の設問でも使います。間違えた場合は、正解を覚えるのではなく、四つのどの段階へ戻るかを決めてください。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。