目的・強さ・肯否・形・時間の誤りを診断しよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは五手順で表現を一つに選びました。ここでは誤答を「似ていて分からなかった」で終わらせず、どの軸で選択がずれたかを診断します。
目標は、目的、丁寧さ・強さ、肯定・否定、後ろの形、時間感覚の五つに分類し、一つの修正行動を決めることです。
例でつかむ:五つの診断窓
| 診断 | 誤答例 | 修正の焦点 |
|---|---|---|
| 目的 | 許可に Could you ...? を使う |
誰が行動するか |
| 丁寧さ・強さ | 店員へ I want ... だけで注文する |
場面に合う直接さ |
| 肯定・否定 | 否定文末に too を置く |
notの有無 |
| 後ろの形 | How about play ...? |
原形・動名詞・文・名詞 |
| 時間感覚 | 時刻表どおりを in time とする |
余裕か予定時刻か |
最初のずれを見つけよう
May you open the window?
丁寧に依頼したい意図は分かります。しかし may の丁寧さだけを見て、誰が行動するかを見落としています。相手への依頼なら次です。
Could you open the window?
これは目的の診断です。
I don't play soccer, too.
意味は「私も」ですが、否定文なので either が基本です。
I don't play soccer, either.
これは肯定・否定の診断です。
形と意味の二重ミスを分けよう
I would like playing tennis every Sunday.
後ろの playing は would like の型に合いません。また every Sunday が普段の好みを示すなら、目的自体も like が適切です。
I like playing tennis every Sunday.
最初に場面の目的を直し、その表現に合う後ろの形を選びます。一つの誤答に複数原因がある場合も、順番を付けます。
戻る場所を原因で決めよう
| 主な原因 | 戻るレッスン |
|---|---|
| 五つの軸自体が分からない | 890 |
| 好み・希望・欲求 | 891 |
| 能力・依頼・許可 | 892 |
| 提案の後ろの形 | 893 |
| 肯定・否定と位置 | 894 |
| becauseの後ろの形 | 895 |
| 時間感覚 | 896 |
| 複数軸を順に使えない | 897 |
よくある間違い
全てを単語の意味不足だと考え、訳を覚え直すことがあります。実際には、目的は分かっていて形だけが崩れた場合もあります。
また、誤った表現を意味の似た語へ交換するだけで、後ろの形を直さないことがあります。選んだ表現の型まで再確認します。
自分で確かめよう
確認1:`because of it was raining` は主にどの誤りですか
後ろの形の誤りです。文なら `because it was raining` とします。確認2:電車が予定時刻どおり着いたのにin timeを選んだ場合、どの誤りですか
時間感覚の誤りです。予定時刻との一致なら `on time` です。確認3:一つの誤答に複数の原因があるときはどうしますか
場面の目的など中心的な選択から直し、その後で後ろの形や位置を点検します。まとめと次の一歩
選択ミスは、目的・丁寧さや強さ・肯定否定・後ろの形・時間感覚へ分けられます。原因に合うレッスンへ戻りましょう。次は初めて見る入試問題で五軸を統合します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。