必要な接続表現だけで段落を組み立てよう
このレッスンの役割と目標
ここまでに、追加・対比・原因結果・順序・時と条件・例示と言い換えを学びました。今回は、三〜四文の短い段落を一つの流れにします。
目標は、各文の役割を先に並べ、関係が変わる場所だけへ接続表現を置くことです。表現の数や難しさではなく、読み手が迷わない流れを作ります。
例でつかむ:文を書く前に役割の列を作ろう
テーマを「学校に給水機を増やす」にします。
| 文 | 役割 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | 主張 | 給水機を増やすべきだ |
| 2 | 理由 | 運動後に水が必要だ |
| 3 | 例 | 今は一つの水道に列ができる |
| 4 | 結果 | 待ち時間が減る |
役割を英語にすると、次のような段落になります。
I think our school should have more water stations because students need water after exercise. For example, many club members now wait at one small sink. More stations will reduce the waiting time.
最後の文には接続表現がありませんが、More stations が最初の主張を受け、the waiting time が例とつながるため流れを追えます。
接続は関係が変わる場所に置く
次の段落は表現が多すぎます。
First, I think the library is useful. In addition, it is quiet. Moreover, for example, I study there. Therefore, also, I like it.
接続表現同士が重なり、何が中心か分かりません。
I think the library is useful because it is quiet. For example, I can concentrate on my homework there.
二つの接続で、主張→理由→例が明確になりました。
接続語以外のつながりも使おう
文は次の方法でもつながります。
- 同じ中心語を必要な範囲で繰り返す
it / they / thisなどで前の内容を受ける- 同じ話題から急に離れない
- 既知の情報を先に、新しい情報を後ろへ置く
Our town opened a new study center. It has quiet rooms and free Wi-Fi. Students can use these services until eight.
It は study center、these services は rooms と Wi-Fi を受けています。接続語がなくても指示対象が明確です。
段落の四点検
- 最初の文に中心があるか
- 後ろの各文は前へ何をしているか言えるか
- 関係が変わる場所に適切な接続があるか
- 代名詞が何を指すか一つに決まるか
よくある間違い
接続表現を各文へ一つずつ置けば、よい段落になると考えることがあります。関係が同じままなら不要な場合があり、重ねると読みづらくなります。
また、珍しい表現へ言い換えることを優先すると、中心語や指示対象が消えます。まず基本表現で明確な流れを作り、必要があるときだけ表現を調整します。
自分で確かめよう
確認1:接続表現を置く前に何を決めますか
各文の役割と、前の文との意味関係を決めます。確認2:段落のすべての文に接続表現が必要ですか
いいえ。同じ中心語、代名詞、話題の継続で関係が明確なら不要なことがあります。確認3:`It` や `this` を使うときに何を点検しますか
読み手が指す内容を一つに特定できるかを点検します。まとめと次の一歩
短い段落は、文の役割を先に並べ、関係が変わる場所へ必要な接続だけを置きます。接続語以外の語の受け渡しも使いましょう。次は、段落の流れが切れた場所を診断します。
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