LESSON 01

読む・聞く中でまとまりを見つけよう

読む・聞く中のまとまりを入試問題で統合しよう

入試読解・会話文・リスニング想定で意味境界を見つけ、関係を予測し、弱い語を補い、未知まとまりを確認する

読む・聞く中のまとまりを入試問題で統合しよう

このレッスンの役割と目標

このセクションでは、文字の境界、固定表現、接続関係、音のまとまり、弱い機能語、未知表現の推測を学びました。最後は、それぞれを単独で使うのではなく、入試の読解・会話文・リスニング想定で組み合わせます。

目標は、問題の目的に応じて大きな意味群と細かな境界を使い分け、接続関係を予測し、聞こえにくい語を候補化し、停止の原因まで説明できることです。

例でつかむ:入試での六手順

  1. 設問を先に見て、何の情報が必要かを決める
  2. 誰がどうするかという骨格を取る
  3. 定型表現の内部を切らず、意味単位で受け取る
  4. 接続表現から前後の関係をつかむ
  5. 未知表現や聞こえにくい語は候補にし、周りの証拠で確かめる
  6. 誤答したら、五分類で原因を記録する

読解想定:関係を保って読む

Our town started a book-sharing project last year. At first, only a few people used it. However, students began to introduce their favorite books online, so more families joined the project.

まとまり 役割
Our town started a book-sharing project / last year. 出来事と時
At first, / only a few people used it. 初期の状態
However, / students began to introduce ... 対比される変化
so / more families joined ... その結果

設問が「利用者が増えた理由」なら、students began to introduce their favorite books online が直接必要な情報です。全語を日本語に置き換えてから答える必要はありません。

会話文想定:応答の役割をつかむ

A: Why don't we practice in the park? B: I'd like to, but it may rain this afternoon. A: Then, how about the community center?

I'd like to は提案への前向きな反応、but 以降は難しい理由、Then はそれを受けた次の案です。選択肢は単語の一致だけでなく、「提案→一部賛成と難しい理由→代案」という会話の流れに合うかで判断します。

リスニング想定:中心語から再構成する

音源が追加されたら、次の手順で練習します。

  1. 設問と選択肢から、時・場所・理由など必要情報を決める
  2. 1回目は中心語と接続表現を取る
  3. 意味群と文の型を仮置きする
  4. 2回目で時制、否定、数、比較など正答を変える細部を確かめる

音源のない現時点では、スクリプトで中心語を囲み、弱くなりやすい語を予測し、自分で音読する準備練習ができます。

統合練習の記録表

項目 できた 次に戻る場所
骨格と意味境界 910・911
固定表現を一単位で処理 912
接続関係を予測 913
強い語と弱い語から再構成 914〜916
未知表現を文脈から候補化 917
停止の原因を分類 918

全項目が一度でできることより、できなかった項目を特定し、短く戻って再挑戦できることが大切です。

よくある間違い

全ての単語を訳し終わるまで設問へ進まないことがあります。設問が求める情報を先に決め、必要な意味群の精度を上げます。

また、文字の問題だけでできたから、聞く問題でも必ずできると考えることがあります。読解で境界を見る技能と、音の強弱から境界を再構成する技能は関連しますが、両方の練習が必要です。

自分で確かめよう

確認1:入試問題で英文を読む前に確かめるものは何ですか設問を見て、理由・場所・順序など、どの情報が必要かを確かめます。
確認2:会話文の選択肢は、同じ単語があるかだけで選びますかいいえ。質問・応答・理由・代案など、まとまりの役割と会話全体の流れに合うかで判断します。
確認3:リスニングの1回目で優先するものは何ですか設問に必要な中心語と、理由・対比・結果などを示す接続表現です。
確認4:一問間違えたら、どのように復習しますか境界・固定表現・接続関係・音・文脈のどこで止まったかを診断し、対応するレッスンの手順へ戻ります。

まとめと次の一歩

読む・聞く力は、全語を一語ずつ訳す力ではなく、意味群とその関係をつかみ、必要な細部を証拠で確かめる力です。次のセクションでは、「語のまとまり」コース全体を振り返り、入試でどの技能を選ぶかまで総合確認します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。