LESSON 01

気持ち・賛否を伝えるまとまり

一部賛成から自分の考えへつなごう

I see your point, butやThat's true, butで相手の一部を受け止め、自分の立場を続ける

一部賛成から自分の考えへつなごう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、反対や迷いを丁寧に伝えました。実際の話し合いでは、相手の意見が全部正しい・全部違うと分かれるとは限りません。「その点は分かる。でも別の点では違う」と考えることがあります。

目標は、相手のどの部分を受け止めるかを示してから、自分の異なる考えへつなぐことです。これを一部賛成と呼びます。

例でつかむ:受け止めと自分の考えを二段にしよう

一部賛成から自分の考えへ進む二段構成 相手の一部を受け止める段階から、butを橋にして自分の異なる考えへ進む流れを示した図です。 受け止める I see your point. but 自分の見方 we also need time.

よく使う形は次の二つです。

I see your point, but + 自分の考え

That's true, but + 見落とされている点

A: Online books are easy to carry. B: That's true, but paper books are easier on my eyes.

Bは「持ち運びやすい」という点を否定していません。その点を認めてから、目への負担という別の観点を加えています。

どの部分に賛成したかを意識しよう

I see your point. は「あなたの論点は分かる」という意味で、完全な賛成とは限りません。一方、I agree, but ... は「賛成」と言った直後に反対へ進むため、何に賛成したのかが曖昧だと矛盾して聞こえます。

次のように具体的にすると明確です。

I agree that exercise is important, but students also need enough rest.

「運動が大切」という部分には賛成し、「休息も必要」という別の観点を加えています。

一部賛成を作る三手順

  1. 相手の主張から、認められる一点を見つける
  2. That's true. や I see your point. で受け止める
  3. but の後ろへ、自分が追加したい違いを一つ置く

but の後ろで相手を攻撃するのではなく、条件・別の人の立場・別の観点を示すと話し合いになります。

よくある間違い

That's true, but you are wrong. では、最初に受け止めても最後に相手を否定しています。but I think we need another plan. のように、自分の考えへつなぎます。

また、何も受け止めずに暗記した I see your point を置くだけでは、前の発言とのつながりが弱くなります。「どの点を分かったのか」を頭の中で一度言えるか確かめます。

自分で確かめよう

確認1:`I see your point.` は完全な賛成を意味しますか必ずしも意味しません。「その論点は分かる」と受け止め、異なる考えを続けることができます。
確認2:相手が「自転車は環境によい」と言いました。安全面を加える一部賛成を作れますか`That's true, but we also need safe bike lanes.` などと言えます。
確認3:一部賛成でbutの後ろに置くものは何ですか自分が追加したい異なる考え、条件、別の観点などを一つ置きます。相手への人格評価は置きません。

まとめと次の一歩

一部賛成は、相手の一点を受け止め、but を橋にして自分の見方へ進む形です。次は、賛成・反対・一部賛成を使い、相手の発言を受けて自分の立場を二文程度で返します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。