一部賛成から自分の考えへつなごう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、反対や迷いを丁寧に伝えました。実際の話し合いでは、相手の意見が全部正しい・全部違うと分かれるとは限りません。「その点は分かる。でも別の点では違う」と考えることがあります。
目標は、相手のどの部分を受け止めるかを示してから、自分の異なる考えへつなぐことです。これを一部賛成と呼びます。
例でつかむ:受け止めと自分の考えを二段にしよう
よく使う形は次の二つです。
I see your point, but + 自分の考え
That's true, but + 見落とされている点
A: Online books are easy to carry. B: That's true, but paper books are easier on my eyes.
Bは「持ち運びやすい」という点を否定していません。その点を認めてから、目への負担という別の観点を加えています。
どの部分に賛成したかを意識しよう
I see your point. は「あなたの論点は分かる」という意味で、完全な賛成とは限りません。一方、I agree, but ... は「賛成」と言った直後に反対へ進むため、何に賛成したのかが曖昧だと矛盾して聞こえます。
次のように具体的にすると明確です。
I agree that exercise is important, but students also need enough rest.
「運動が大切」という部分には賛成し、「休息も必要」という別の観点を加えています。
一部賛成を作る三手順
- 相手の主張から、認められる一点を見つける
That's true.やI see your point.で受け止めるbutの後ろへ、自分が追加したい違いを一つ置く
but の後ろで相手を攻撃するのではなく、条件・別の人の立場・別の観点を示すと話し合いになります。
よくある間違い
That's true, but you are wrong. では、最初に受け止めても最後に相手を否定しています。but I think we need another plan. のように、自分の考えへつなぎます。
また、何も受け止めずに暗記した I see your point を置くだけでは、前の発言とのつながりが弱くなります。「どの点を分かったのか」を頭の中で一度言えるか確かめます。
自分で確かめよう
確認1:`I see your point.` は完全な賛成を意味しますか
必ずしも意味しません。「その論点は分かる」と受け止め、異なる考えを続けることができます。確認2:相手が「自転車は環境によい」と言いました。安全面を加える一部賛成を作れますか
`That's true, but we also need safe bike lanes.` などと言えます。確認3:一部賛成でbutの後ろに置くものは何ですか
自分が追加したい異なる考え、条件、別の観点などを一つ置きます。相手への人格評価は置きません。まとめと次の一歩
一部賛成は、相手の一点を受け止め、but を橋にして自分の見方へ進む形です。次は、賛成・反対・一部賛成を使い、相手の発言を受けて自分の立場を二文程度で返します。
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