定型表現・コロケーションの内部を切らずに読もう
このレッスンの役割と目標
文の骨格や前置詞は境界の手がかりになります。しかし、前置詞があっても、その前後が一つの定型表現になっていることがあります。
目標は、句動詞、前置詞を含む定型表現、動詞と名詞のコロケーション、慳用的な応答を一単位に保ち、全体の意味を取ることです。
例でつかむ:切ると意味が壊れるまとまり
Please / take care of / this plant / while I am away.
take care of は「世話をする」という一つの意味です。take / care / of と一語ずつ訳すと、文中での役割が見えにくくなります。
| 種類 | まとまり | 文中の意味 |
|---|---|---|
| 句動詞 | look for |
探す |
| 定型表現 | be interested in |
に興味がある |
| コロケーション | make a decision |
決定する |
| 慳用応答 | That sounds good. |
それはいいね |
まとまりを見抜く三つのテスト
1. 一部だけを訳すと不自然になるか
give up の give だけを「与える」と取ると、Don't give up. の意味に合いません。全体で「あきらめる」です。
2. よく一緒に現れる組み合わせか
do homework は自然な組み合わせです。日本語の「する」だけを手がかりに make homework としないように、動詞と名詞をセットで扱います。
3. 文中で一つの役割を持つか
I am / looking forward to / the school trip.
looking forward to 全体で「楽しみにしている」という述語の中心になります。最後の to は定型表現の一部です。
初見の文での処理
We need to / come up with / a new idea / before Friday.
need toを「必要がある」とまとめるcome up withを「思いつく」とまとめるa new ideaをその対象としてつなぐbefore Fridayを期限として受け取る
まとまりを見つけたら、文の上に弧を書く、または同じ色で線を引くと、どこまでが一単位かを目で確認できます。
まとまりカードの作り方
復習では単語だけでなく、前面に take part in + 活動 と書き、裏面に「活動に参加する」と例文 I took part in the speech contest. を書きます。これにより、意味、固定部分、入れ替え部分を同時に覚えられます。
新しい文で見つけたときは、「一つの意味になる」だけでなく、後ろに名詞が来るか、動詞の -ing 形が来るかなど、次に続く型も一緒に記録します。
よくある間違い
前置詞の直前で必ず切ると、be good at や take part in の内部が分断されます。前置詞は境界の候補ですが、定型表現の一部ではないかを先に確かめます。
また、知っている単語の意味を無理に足し算することがあります。組み合わせの全体が文中で何をしているかを優先します。
自分で確かめよう
確認1:`look after` はどこで切りますか
内部で切らず、「世話をする」という一単位で扱います。確認2:前置詞の前は常に意味の境界ですか
いいえ。句動詞や定型表現の一部なら、内部を切りません。確認3:`make a mistake` をまとめて覚える利点は何ですか
文中で「間違える」と素早く受け取れ、自分が使うときも自然な組み合わせを選べます。まとめと次の一歩
定型表現やコロケーションは、文中で一つの役割を持つ意味単位です。内部を切らず全体で受け取ります。次は、接続表現から、これから来る意味の種類を予測します。
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