入試で使うまとまりの技能地図を作ろう
このレッスンの役割と目標
このコースでは、語をひと固まりで覚えることから始め、自然な組合せ、前置詞表現、句動詞、接続表現、会話での取り出し、読解・リスニングでの発見まで進んできました。この最後のセクションでは、新しい表現を大量に増やすのではなく、問題に合う技能を選べるようにします。
目標は、入試問題を見たとき、「単語を思い出す」だけでなく、意味単位・自然な組合せ・前後の関係・表現の取り出し・読み聞きの再構成のどれが必要か判断することです。
例でつかむ:五つの技能エリア
| 技能エリア | できること | 主に戻るセクション |
|---|---|---|
| 意味単位 | 単語の列を、一つの役割を持つまとまりにする | 1・11・14 |
| 自然な組合せ | 動詞と名詞、形容詞と名詞、前置詞を自然に組み合わせる | 2〜5・12 |
| 関係と流れ | 時・順序・理由・例・比較・対比をつなぐ | 6・9・10 |
| 会話と発信 | 質問、応答、気持ち、賛否を場面から取り出す | 7・8・13 |
| 読み聞き | 強い語、境界、文脈からまとまりを見つける | 14 |
問題形式から技能を選ぶ
具体例
make a mistake と do homework のどちらが自然かを選ぶ問題なら、中心は「自然な組合せ」です。
however の後に入る文を選ぶなら、中心は「関係と流れ」です。
Why don't we ...? に続く応答を選ぶなら、「会話と発信」に加え、応答が後ろの理由につながるから「関係と流れ」も使います。一問で二つ以上の技能が必要なこともあります。
勉強法:セクション名ではなく「できること」で復習する
復習ノートに「句動詞を復習」と書くだけでは、目標が曖昧です。「文の骨格を保ったまま、句動詞の内部を切らず意味を言える」のように、行動で書きます。
さらに、正解したかだけでなく、「どの手がかりを使って選んだか」を一行で記録します。偶然の正解と、根拠を持った正解を区別できます。
よくある間違い
どの問題でも、まず全単語を日本語に訳そうとすることがあります。語句選択なら組合せ、会話文なら発話の役割、長文なら設問が求める情報というように、問題形式で入り口を変えます。
また、前回の間違いが句動詞だったから、次の問題でも句動詞だけを探すことがあります。毎回、その問題が何を測っているかを新しく判断します。
自分で確かめよう
確認1:このセクションの主目的は新しい表現を大量に覚えることですか
いいえ。これまで学んだ技能を整理し、問題に合うものを選ぶことです。確認2:`because` の後のまとまりが何を示すかを判断するのは、どの技能エリアですか
「関係と流れ」です。`because` の後ろは理由と予測します。確認3:復習目標を「前置詞表現」という名称だけで記録してよいですか
より効果的なのは、「固定部分を保ち、後ろに続く語の型まで選べる」など、できる行動で記録することです。まとめと次の一歩
語のまとまりの技能は、意味単位、自然な組合せ、関係と流れ、会話と発信、読み聞きの五つに整理できます。次は長文で、設問に必要なまとまりと接続関係を選び取ります。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。