LESSON 01

直訳しにくい慣用表現

会話を支える決まり表現を場面で使おう

Here you are、That's too bad、Sounds good、Take careなどを、手渡し・共感・賛成・別れの場面で選ぶ

会話を支える決まり表現を場面で使おう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、場面・目的・反応から全体意味を推測しました。ここでは、日常会話で相手との関係を支える四つの決まり表現を、場面から選びます。

目標は、手渡し・残念な知らせへの共感・提案への賛成・別れの気づかいを区別し、表現と相手の自然な応答を一組で覚えることです。

例でつかむ:場面と表現を一組にしよう

場面 表現 働き 応答例
物を手渡す Here you are. 「はい、どうぞ」 Thank you.
残念な知らせを聞く That's too bad. 残念・共感を示す Thanks.
提案を受ける Sounds good. 「よさそう」と賛成する Great.
別れる Take care. 相手を気づかう You too.

表現を日本語訳だけで覚えず、「誰が何をした直後か」まで一緒にします。

会話の流れで確かめよう

A: Can I borrow your dictionary? B: Sure. Here you are. A: Thank you.

Bが辞書を渡し、Aが感謝しています。Here you are. は位置を説明する文ではなく、手渡しを完成させる応答です。

A: I can't join the game today. B: That's too bad. Are you okay?

Bは残念な知らせを受けて共感し、さらに相手の状態を気づかっています。

A: How about meeting at the library? B: Sounds good. Let's meet at three.

提案への肯定として Sounds good. を使い、次の予定へ進んでいます。

Take careは命令だけではない

take care of + 人・物 は「〜の世話をする」ですが、別れ際の Take care. は相手の無事を願う気づかいです。

A: See you next week. B: Take care. A: You too.

後ろに of と対象がないため、別れの応答としてまとまりを取ります。似た語があっても、境界と場面で意味が変わります。

よくある間違い

Here you are. を「あなたはここにいる」と直訳すると、手渡しの場面と相手の Thank you. がつながりません。

また、That's too bad. を相手の行動への批判として使うと場面がずれます。基本は不運・失敗・残念な知らせへの共感です。

自分で確かめよう

確認1:物を渡すときのHere you are.に続く自然な応答は何ですか`Thank you.` です。手渡しと感謝が一組になります。
確認2:友達が試合に出られないと知ったとき、どの表現が合いますか`That's too bad.` で残念な気持ちや共感を示せます。
確認3:別れ際のTake care.は何をしていますか相手の無事を願い、気づかいを示しています。`You too.` と返せます。

まとめと次の一歩

決まり表現は、手渡し・共感・賛成・別れという場面と、相手の応答を一組で覚えます。次は I see / Never mind / It depends を使い、会話そのものを進めたり整えたりします。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。