LESSON 01

読む・聞く中でまとまりを見つけよう

未知のまとまりの意味を文脈と型から推測しよう

未知のまとまりについて品詞役割、場面、接続関係、前後の反応から意味候補を作り、辞書・注釈で確認する

未知のまとまりの意味を文脈と型から推測しよう

このレッスンの役割と目標

入試の長文やリスニングでは、知らない単語や表現が一つ出ただけで止まるわけにはいきません。ここでは、未知のまとまりを無視するのでも、勘で一つの意味に決めるのでもなく、周りの証拠から候補を作ります。

目標は、未知表現の文中の役割、場面、接続関係、前後の人の反応から意味候補を作り、必要に応じて辞書や注釈で確認することです。

例でつかむ:五つの証拠を集める

証拠 見るポイント
文中の役割 動作、人・物、様子、つなぎのどれか
場面 学校、家、買い物、旅行などのどこか
接続関係 対比、理由、例、結果のどれか
前後の言い換え 易しい説明や具体例が続いていないか
反応・結果 その後、人が喜んだか困ったか、何が起きたか

例:未知の句動詞を推測する

We were ready to leave, but the bus broke down. We had to wait for another bus.

broke down を知らないとします。

  1. the bus が主語、broke down は起きたこと
  2. but があるので、出発準備完了と逆方向の出来事
  3. 次に別のバスを待った

これらから、「バスに問題が起き、乗れなくなった」方向の意味と推測できます。この文脈では「故障する」が合います。

例:人の反応から気持ちを推測する

Mei was on cloud nine when she heard the news. She smiled all day and told everyone about it.

on cloud nine を直訳しても、この文での意味は分かりにくいでしょう。しかし、主語は人で、後ろに「一日中笑顔だった」「皆に知らせた」という反応があります。そこから「とてもうれしい」状態と推測できます。

このように、慳用表現は構成単語の訳より、主語の表情、次の行動、会話相手の反応が強い証拠になります。

候補の精度は問題の目的に合わせる

内容一致問題では、「乗れなくなる問題が起き、別のバスを待った」と分かれば解けることがあります。英作文で break down を使うなら、辞書で他の意味、主語の種類、活用、例文まで確かめる必要があります。

推測後の確認順序

  1. 自分の候補を「動かなくなる方向」などと仮置きする
  2. 文全体に戻し、後の出来事と矛盾しないか見る
  3. 問題を解くのに細かい語義が必要か判断する
  4. 必要なら辞書・注釈・スクリプトで検証する

よくある間違い

未知のまとまりの中に知っている単語が一つあると、その意味だけで全体を決めることがあります。give upgive から「与える」とすると文脈に合いません。まとまり全体の役割を見ます。

また、文脈から合わせた意味を、その表現の唯一の語義として覚えることがあります。推測はその文脈での候補であり、必要なときは辞書で確かめます。

自分で確かめよう

確認1:未知表現を推測するとき、単語一つの訳だけで決めますかいいえ。文中の役割、場面、接続関係、前後の言い換え、反応や結果を組み合わせます。
確認2:推測が合っていそうなら、辞書での確認は不要ですか問題の大枠をつかむだけなら不要なこともありますが、自分で使うときや正確な語義が必要なときは確認します。
確認3:`It was freezing, so Aya put on two coats.` の `freezing` はどんな方向と推測できますか`so` の後にコートを2枚着たので、とても寒い方向と推測できます。

まとめと次の一歩

未知のまとまりは、文中の役割、場面、接続関係、前後の反応から意味候補を作れます。候補は文脈で検査し、必要な精度に応じて辞書や注釈で確定します。次は、読み聞きが止まったとき、原因を5種類に分けて戻る場所を決めます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。