LESSON 01

似た表現の使い分け

似た表現を選ぶ五つの軸を持とう

目的、丁寧さ・強さ、肯定・否定、後ろの形、時間感覚の五軸から表現差を判断する

似た表現を選ぶ五つの軸を持とう

このレッスンの役割と目標

前のセクションでは、直訳しにくい表現を場面とまとまりから理解しました。ここでは、日本語では似て見える複数の表現から、場面に合う一つを選びます。

最初の目標は、訳語の違いを探す前に、目的・丁寧さや強さ・肯定か否定か・後ろの形・時間感覚という五つの選択軸を使えることです。

例でつかむ:五つの軸で違いを見えるようにしよう

似た表現を選ぶ五つの軸 中央の表現選択を、目的、丁寧さと強さ、肯定と否定、後ろの形、時間感覚の五方向から点検する図です。 表現を一つ選ぶ 何をしたい? 丁寧さ・強さは? 肯定?否定? 後ろの形は? どんな時間感覚?
問い
目的 好み・希望・依頼・許可・提案のどれか like / would like
丁寧さ・強さ 相手との関係、直接さはどうか can / could / may
肯定・否定 「〜も」が肯定か否定か too / either
後ろの形 文、名詞、動詞原形、動名詞のどれか because / because of
時間感覚 時刻どおりか、締切前に間に合うか on time / in time

同じ日本語訳でも交換できない

I like playing tennis.

普段の好みです。

I would like to play tennis today.

今日の丁寧な希望です。どちらも「テニスをしたい・好き」と訳されることがありますが、目的と後ろの形が違います。

別の例です。

I arrived on time.

予定時刻どおりに着きました。

I arrived in time for the opening speech.

開会の話を聞けるだけの余裕を持って間に合いました。訳が似ていても時間感覚が違います。

選ぶ順番を決めよう

  1. 場面で何をしたいかを決める
  2. 相手との関係や強さを見る
  3. 肯定・否定を確認する
  4. 空所の後ろの形を見る
  5. 時間表現なら、予定時刻か締切かを見る

全ての問題で五つ全部を使う必要はありません。違いを決める軸だけを使います。

よくある間違い

日本語訳が同じだから、似た表現を交換できると考えることがあります。しかし意味が近くても、後ろの形や丁寧さが異なります。

また、意味だけを見て正解を決め、空所後の to + 動詞 や名詞を見落とすことがあります。意味と形の両方が合って初めて選択が完成します。

自分で確かめよう

確認1:似た表現を選ぶ五つの軸を挙げてください目的、丁寧さ・強さ、肯定・否定、後ろの形、時間感覚です。
確認2:日本語訳が同じなら表現を交換できますか必ずしもできません。場面での役割や後ろの形が異なることがあります。
確認3:becauseとbecause ofを選ぶ主な軸は何ですか後ろが主語と動詞のある文か、名詞のまとまりかという形です。

まとめと次の一歩

似た表現は、訳語ではなく五つの軸で選びます。まず場面の目的を決め、意味と形を両方確認しましょう。次は like / would like / want を好み・丁寧な希望・欲求で分けます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。