似た表現を選ぶ五つの軸を持とう
このレッスンの役割と目標
前のセクションでは、直訳しにくい表現を場面とまとまりから理解しました。ここでは、日本語では似て見える複数の表現から、場面に合う一つを選びます。
最初の目標は、訳語の違いを探す前に、目的・丁寧さや強さ・肯定か否定か・後ろの形・時間感覚という五つの選択軸を使えることです。
例でつかむ:五つの軸で違いを見えるようにしよう
| 軸 | 問い | 例 |
|---|---|---|
| 目的 | 好み・希望・依頼・許可・提案のどれか | like / would like |
| 丁寧さ・強さ | 相手との関係、直接さはどうか | can / could / may |
| 肯定・否定 | 「〜も」が肯定か否定か | too / either |
| 後ろの形 | 文、名詞、動詞原形、動名詞のどれか | because / because of |
| 時間感覚 | 時刻どおりか、締切前に間に合うか | on time / in time |
同じ日本語訳でも交換できない
I like playing tennis.
普段の好みです。
I would like to play tennis today.
今日の丁寧な希望です。どちらも「テニスをしたい・好き」と訳されることがありますが、目的と後ろの形が違います。
別の例です。
I arrived on time.
予定時刻どおりに着きました。
I arrived in time for the opening speech.
開会の話を聞けるだけの余裕を持って間に合いました。訳が似ていても時間感覚が違います。
選ぶ順番を決めよう
- 場面で何をしたいかを決める
- 相手との関係や強さを見る
- 肯定・否定を確認する
- 空所の後ろの形を見る
- 時間表現なら、予定時刻か締切かを見る
全ての問題で五つ全部を使う必要はありません。違いを決める軸だけを使います。
よくある間違い
日本語訳が同じだから、似た表現を交換できると考えることがあります。しかし意味が近くても、後ろの形や丁寧さが異なります。
また、意味だけを見て正解を決め、空所後の to + 動詞 や名詞を見落とすことがあります。意味と形の両方が合って初めて選択が完成します。
自分で確かめよう
確認1:似た表現を選ぶ五つの軸を挙げてください
目的、丁寧さ・強さ、肯定・否定、後ろの形、時間感覚です。確認2:日本語訳が同じなら表現を交換できますか
必ずしもできません。場面での役割や後ろの形が異なることがあります。確認3:becauseとbecause ofを選ぶ主な軸は何ですか
後ろが主語と動詞のある文か、名詞のまとまりかという形です。まとめと次の一歩
似た表現は、訳語ではなく五つの軸で選びます。まず場面の目的を決め、意味と形を両方確認しましょう。次は like / would like / want を好み・丁寧な希望・欲求で分けます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。