質問と応答のずれを目的から診断しよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、直接の答えに一つの詳しさを加えました。今回は、文法が正しくても会話としてずれる応答を診断します。
目標は、ずれを「質問目的・求める情報・助動詞・選択・丁寧さ・関連性」に分類し、適切な応答へ直せることです。
ずれの原因を分けよう
| 質問と誤応答 | 原因 | 修正例 |
|---|---|---|
Where...? → Yes, I do. |
求める情報 | 場所を返す |
Does he...? → Yes, he is. |
助動詞 | Yes, he does. |
Tea or juice? → Yes. |
選択 | Tea, please. |
依頼 → Yes, you can. |
質問目的 | Sure. |
招待 → No. |
丁寧さ | 感謝・理由を加える |
| 好きな教科 → 無関係な週末の話 | 関連性 | 教科と理由を返す |
正しい単語が含まれているかより、相手が必要な情報や行動を受け取れたかを見ます。
例題:最初に分かれた判断を探す
Q: How often do you visit your grandparents? A: At their house.
How often は頻度を求めますが、Aは場所を返しています。原因は「求める情報」の取り違えです。About twice a month. などへ直します。
Q: Could you lend me your pen? A: Yes, I can.
文法的には能力を答えていますが、依頼への行動が不明です。Sure. Here you are. が目的に合います。
よくある間違い
会話問題を単語一致だけで解くと、同じ話題でも目的の異なる応答を選びます。疑問詞・助動詞・or・依頼や提案の型を先に見ます。
一問の誤りでリスニング全体を弱点とせず、聞き取り・目的判断・文法・丁寧さのどこかを分けます。
自分で確かめよう
確認1:`When is the meeting?` に `In the library.` と答えた原因は何ですか
時を求める質問へ場所を返した「求める情報」のずれです。確認2:`Can your sister swim?` に `Yes, she does.` は何を直しますか
助動詞をそろえ、`Yes, she can.` とします。確認3:文法的な文なら良い応答ですか
いいえ。質問目的への直接性、関連性、場面に合う丁寧さも必要です。まとめと次の一歩
応答のずれを分類すると、聞き取り直すべきか、疑問詞・助動詞・会話目的へ戻るべきか分かります。次は入試会話で質問目的の判断から詳しさの追加まで統合します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。