LESSON 01

読む・聞く中でまとまりを見つけよう

一語ずつでなく意味のまとまりで受け取ろう

読解と聞き取りで、語を一つずつ処理せず、誰が何をする・いつどこで・理由条件などの意味単位を見つける

一語ずつでなく意味のまとまりで受け取ろう

このレッスンの役割と目標

前のセクションまでに、英語をまとまりで取り出して話す練習をしました。このセクションでは向きを逆にし、読んだり聞いたりした英語から、意味のまとまりを見つけます。

目標は、文を「だれ・何が」「どうする」「いつ・どこで」「理由・条件」などの意味単位に分け、英語の順番のまま大まかな内容を受け取ることです。

例でつかむ:一語ずつだと、なぜ苦しくなるのか

次の文を、左から一語ずつ日本語に変えようとすると、最後まで読んだときに文の初めを忘れやすくなります。

My brother / practices the guitar / after dinner / because he wants to join the school band.

まとまり 受け取る情報
My brother だれが
practices the guitar 何をする
after dinner いつ
because he wants to join the school band なぜ

「私の兄は→ギターを練習する→夕食後に→吹奏楽部に入りたいから」と、情報が左から順に増えていくように読みます。美しい日本語訳は、内容をつかんだ後で必要なときに作れば十分です。

区切りは「語数」ではなく「役割」で決める

文の情報が意味のまとまりごとに増える図 だれが、何をする、いつ、なぜという四つの箱が矢印でつながっている。 だれがMy brother 何をするpractices... いつafter dinner なぜbecause...

意味のまとまりは、2語のことも5語のこともあります。毎回同じ語数で切るのではありません。

読むときの三手順

  1. まず「だれが・何が」と「どうする」を探す
  2. 残りを「いつ・どこで・どのように」などの役割でまとめる
  3. 理由・条件・対比など、前後の関係を確かめる

If it rains tomorrow, / we will practice / in the music room.

If it rains tomorrow は条件、we will practice は中心の出来事、in the music room は場所です。

よくある間違い

一語ずつ正確に訳すまで先へ進まないことがあります。読解の最初の目的は、全語の完璧な訳ではなく、情報の骨組みを取ることです。

また、3語ずつなど同じ長さで切ると、after dinner のようなまとまりの内部を壊すことがあります。意味の役割が変わるところを境界にします。

自分で確かめよう

確認1:最初に見つける中心の二つは何ですか「だれが・何が」と「どうする」です。
確認2:意味のまとまりは毎回同じ語数になりますかいいえ。語数ではなく、情報の役割で決まります。
確認3:`We played soccer / after school / because the weather was nice.` の三つの役割は何ですか中心の出来事、時、理由です。

まとめと次の一歩

英語は、単語の列ではなく、役割を持つ意味のまとまりが順番に積み上がると考えると読みやすくなります。次は、文の骨格、前置詞、接続語などを手がかりに、文字上の境界を見つけます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。