LESSON 01

気持ち・賛否を伝えるまとまり

感情・意見・賛否を区別して伝えよう

自分の内側の感情、物事への判断、相手の意見への賛否を区別し、目的に合う表現の入口を選ぶ

感情・意見・賛否を区別して伝えよう

このレッスンの役割と目標

前のセクションでは、質問の目的に合う応答を選びました。このセクションでは、その応答の中で自分の気持ちや考えを伝え、相手の考えへ賛成・反対を返せるようにします。

最初の目標は、「いま何を伝えたいのか」を感情・意見・賛否の三つに分けることです。日本語ではどれも「私は〜です」「私は〜と思います」と似て見えますが、英語では役割に合う入口を選ぶと伝わりやすくなります。

三つの役割を地図にしよう

感情・意見・賛否の三つの役割 自分の内側を表す感情、物事への判断を表す意見、相手の意見との関係を表す賛否を、三つのカードで整理した図です。 感情 意見 賛否 自分の内側 物事への判断 相手の考えとの関係 I'm glad. I think it's useful. I agree.
伝えたいこと 自分への問い 表現の入口
感情 自分はいま、どんな気持ちか I'm happy. I'm worried.
意見 その物事を、どう判断するか I think ... In my opinion, ...
賛否 相手の考えと、どう同じ・違うか I agree. I'm not sure.

この三つは同時に使うこともできます。たとえば、I'm glad to hear that. I think it's a good idea. なら、最初の文は感情、次の文は意見です。

例で目的を見分けよう

文化祭でクラスの出し物を決める場面を考えます。

A: Let's make a short movie. B: That sounds exciting. I think many students will enjoy it.

That sounds exciting. は提案を聞いたときの気持ちです。I think many students will enjoy it. は提案への判断です。もし I agree. を加えれば、Aの提案への賛成を明示できます。

入試の会話文では、空所の前後を見て役割を決めます。相手が意見を述べた直後なら賛否、出来事を知らせた直後なら感情、テーマについて考えを求められたなら意見が有力です。

よくある間違い

I am agree. とする間違いがあります。agree は動詞なので、I agree. とします。一方、happyworried はこの使い方では形容詞なので、I am happy. のようにbe動詞が必要です。

もう一つは、相手が「どう思う」と尋ねているのに、I'm happy. だけで終えることです。気持ちは伝わりますが、物事への判断はまだ伝わっていません。目的を一つ選び、それに合う中心表現を返します。

自分で確かめよう

確認1:`I'm surprised.` は三つのどれですか感情です。自分の内側に起きた驚きを表しています。
確認2:`I don't think this plan is easy.` は三つのどれですか意見です。計画が簡単かどうかを判断しています。
確認3:友達の意見に同じ立場だと伝える中心表現は何ですか`I agree.` や `I think so too.` です。相手との考えの関係を示すので賛否に当たります。

まとめと次の一歩

感情は自分の内側、意見は物事への判断、賛否は相手の考えとの関係です。まず目的を決めると、覚えた表現を正しい場面へ置けます。次は、基本の感情形容詞を使って今の気持ちを一文で伝えます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。