会話文で質問・応答・気持ちのまとまりを選ぼう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、長文の設問に必要な根拠を接続関係から選びました。会話文では、前の発話が相手に何を求め、空所の後ろへどうつながるかを見ます。
目標は、質問の意図、応答の役割、話し手の気持ち、理由や代案とのつながりを使い、会話の空所に合うまとまりを選ぶことです。
例でつかむ:一つ前と一つ後ろを同時に見る
A: Would you like to join our clean-up event on Sunday? B: ( ) I have a basketball game that day. A: I see. Maybe next time.
空所の後ろに参加できない理由があり、Aは I see. と受け入れています。したがって、空所には「誘いへの丁寧な断り」が必要です。
I'd love to, but I'm sorry.
これは不自然です。I'd love to, but の後ろに直接理由を続けるなら、I'd love to, but I have a basketball game that day. とできます。ただし空所の後ろに理由文がすでにあるため、選択肢としては I'm sorry, but I can't. などが適切です。
発話の役割で分類する
| 相手の発話 | 求められる応答の役割 | 例 |
|---|---|---|
How was ...? |
感想・評価 | It was exciting. |
Why ...? |
理由 | Because ... |
Would you like to ...? |
承諾または丁寧な断り | Yes, I'd love to. |
What do you think about ...? |
意見・賛否 | I think ... |
How about ...? |
提案への反応 | That sounds good. |
語のまとまりは、日本語訳だけでなく、会話中の役割と結びつけて覚えます。
気持ちと理由の向きを合わせる
A: I finally finished my science project. B: That's great! You worked really hard on it.
finally finished から、Aは長く取り組んだことを完了したと分かります。Bはその成功を喜び、理由として努力を認めています。
ここに I'm not sure. を入れると、文法的には文でも、気持ちと後ろの称賛につながりません。会話問題では文法的な正しさに加え、発話の目的と感情の向きを確かめます。
空所補充の四手順
- 空所の前の発話を質問・提案・報告・意見に分ける
- 空所の後ろが理由・例・代案・反応のどれかを見る
- 必要な応答の役割と気持ちを言葉で予測する
- 選択肢を入れ、会話全体を声に出してつながりを確かめる
よくある間違い
前の発話と同じ単語が含まれる選択肢を選ぶことがあります。会話では、質問に対して必要な種類の答えか、次の発話へ自然につながるかを優先します。
また、Yes. や No. のみで賛否を判断し、I'd like to, but ... など一部賛成の後に難しい理由を述べる表現を読み間違えることがあります。まとまり全体の向きを見ます。
自分で確かめよう
確認1:`Why don't we study at the library?` に続く発話の役割は何ですか
提案への賛成・反対・代案などの反応です。確認2:会話の空所は、前の発話だけを見て選びますか
いいえ。前の発話が求める応答と、空所の後ろの理由・代案・反応の両方につながるかを見ます。確認3:`I'd love to, but I have another plan.` は完全な賛成ですか
いいえ。誘いをうれしく感じている一方で、別の予定があるため参加できないと丁寧に断っています。まとめと次の一歩
会話文では、前後の発話から、空所に必要な質問・応答・気持ち・理由の役割を先に決めます。次は音声の会話を想定し、強く聞こえる中心語からまとまりを再構成します。
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