動作を受けるものを文の主役にしよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、出来事を「する人・動作・受けるもの」の三役に分けました。ここでは、その三役を変えずに、動作を受けるものへカメラを向けます。
目標は、受けるものを文の主役にするときも、誰が何をした出来事なのかを保てることです。be動詞や過去分詞の詳しい作り方は、次のセクションで学びます。
おすすめの学び方
まず出来事を絵にし、次に「今日はどちらを主役に紹介したいか」を決めましょう。語順だけを動かすのではなく、意味から考えるのがこつです。
主役とは文の出発点
A storm damaged the roof. は、嵐から話を始めています。
| 出来事の役 | 中身 |
|---|---|
| するもの | a storm |
| 動作 | damaged |
| 受けるもの | the roof |
屋根の被害を説明したいなら、The roof ... から話を始めます。屋根が嵐を壊したのではありません。主役を変えても、矢印の向きは「嵐 → 屋根」のままです。
例題:学校の記事なら何を主役にする?
出来事は The students cleaned the park. です。
- する人はthe students。
- 動作はcleaned。
- 受けるものはthe park。
- 公園の紹介記事なら、話題の中心はthe park。
- そこで
The park ...から始める視点が自然です。
この段階では、後ろを完全な英文にできなくてもかまいません。「公園を主役にしても、掃除したのは生徒」という意味を守れれば合格です。
主役と動作主は同じとは限らない
受け身で最も大切なのはここです。文頭にある主役が、動作をしたとは限りません。The window ... から始まっても、窓が何かを割ったのではなく、窓が割られる側かもしれません。
よくある間違い
The dog chased the cat. の主役をthe catに変えるとき、猫が犬を追った出来事へ変えてはいけません。主役を変えることと、する人・受けるものを交換することは別です。
また、すべての文を受けるものから始めればよいわけではありません。何を話題の中心にするかによって視点を選びます。
自分で確かめよう
確認1:Mika found the key.で、鍵を主役にすると文は何から始まりますか。
`The key ...` から始まります。ただし、見つけた人はMikaのままです。確認2:A fire destroyed the old house.で主役をthe old houseにしても変わらないことは何ですか。
火が古い家を破壊したという出来事の役割と、過去の出来事であることです。確認3:The cat chased the mouse.をmouse側から見ると、追いかけたのは誰ですか。
the catです。視点を変えても、動作をしたものは変わりません。まとめと次の一歩
受けるものを主役にするとは、その対象から出来事を紹介することです。主役を変えても、する人・動作・受けるものの関係は保ちます。
次は、能動文と受け身の二文が本当に同じ出来事を表しているか、四つの項目で照合します。
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