比較対象とものさしのずれを修正しよう
このレッスンの役割と目標
ここまで、対象、ものさし、形容詞・副詞、省略、事実と評価を学びました。このレッスンでは、それらがずれた比較を発見し、何を伝えたいかを保って直します。
目標は、「何となく不自然」ではなく、対象の種類、範囲、ものさし、条件のどこがずれたかを説明できることです。
四つの点検窓
すべてを一度に直そうとせず、種類から順番に確認します。
例題:人口と都市を比べない
不自然:The population of City A is larger than City B.
左はCity Aではなく、City Aのpopulationです。右も人口にそろえます。
修正:The population of City A is larger than that of City B.
thatはthe populationを受けます。ものさしは人口の多さです。
範囲とものさしのずれ
不自然:Soccer is more popular in my class than our school.
my classは集団の範囲ですが、our schoolは学校全体です。意図がクラスと別のクラスの比較なら、than in Class Bなどと同じ範囲にします。学校全体との比較なら、その違いを意図したのか説明が必要です。
また、This bag is lighter and cheaper than that one.は、同じ二つのかばんを重さと価格という二つのものさしで比べています。ものさしが二つでも、それぞれが明示されていれば誤りではありません。
修正の言い方
- 左の対象は何か。
- 右の対象は何か。
- どこがそろっていないか。
- 省略された語を補い、同じ種類・範囲へ直す。
- 完成文が意図したものさしを保つか読む。
よくある間違い
英文を日本語へ訳して通じたから正しいとしないでください。左右を完全な名詞へ戻します。
thatやdoを消すだけでは、必要な対象がなくなることがあります。何の繰り返しを受けるかを先に示します。
異なる範囲の比較が常に禁止というわけではありません。意図的な比較か、うっかりしたずれかを文脈から判断します。
自分で確かめよう
確認1:My bike is faster than my brother.を直してください。
`My bike is faster than my brother's bike.`または`than my brother's`です。自転車と自転車を比べます。確認2:The climate of Okinawa is warmer than Hokkaido.を直してください。
`The climate of Okinawa is warmer than that of Hokkaido.`などとして、気候と気候を比べます。確認3:This book is shorter and more interesting than that one.はものさしが二つなので誤りですか。
誤りではありません。同じ二冊を、長さと面白さという二つの明示された観点で比べています。まとめと次の一歩
比較のずれは、対象の種類、範囲、ものさし、条件の順に点検します。左右を完全な形へ戻し、何を保って直したか説明しましょう。
次は、このセクションで学んだ比較の土台を統合して診断します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。