LESSON 01

何と何をどう比べるか

比較は二つの対象と一つのものさしから始まる

比較対象と共通の観点を区別する

比較は二つの対象と一つのものさしから始まる

このレッスンの役割と目標

このセクションでは、比較級の形を覚える前に「何と何を、どの点で比べるか」を学びます。比較の文には、二つ以上の対象と、共通する一つのものさしが必要です。

目標は、比較文を見たときに、対象A、対象B、ものさしを言葉で示せることです。

比較の三つの部品

比較を作る三つの部品 対象Aと対象Bを、共通する高さというものさしの上で比べる図。 対象AKen170 cm 対象BTaro160 cm ものさし高さ tall

Ken is taller than Taro.では、KenとTaroが対象で、高さがものさしです。年齢や走る速さは、この文では比べていません。

比較表現を見たら、次の三つを欄外へ書きます。

  • A:どちら側を説明しているか。
  • B:何と比べているか。
  • S:どんな性質や動作をものさしにしているか。

例題:同じ二人でもものさしは変わる

Aya is taller than Mei.ならSは身長です。

Aya runs faster than Mei.ならSは走る速さです。

Aya practices more often than Mei.ならSは練習する頻度です。対象が同じでも、ものさしが変われば伝える内容も変わります。

比べられる条件を考える

比較対象は、共通のものさしで測れる必要があります。「この鉛筆はあの鉛筆より長い」は長さで比べられます。「この鉛筆は昨日より長い」では、昨日の何と比べるのか不明です。

日常会話では比較対象が省略されることがあります。This one is better.だけなら、前に話題となった商品や方法を文脈から補います。文だけで決めつけません。

よくある間違い

-erやmoreだけを探すと、何を比べた文か説明できません。形より先にA・B・Sを取ります。

二つの対象があっても、共通のものさしがなければ比較は成立しません。「どの点で」と質問してください。

大きい、小さい、よいなどの語は、状況によってものさしが変わります。図表や前後の文を確認します。

自分で確かめよう

確認1:This river is longer than that river.のA・B・Sは何ですか。Aはthis river、Bはthat river、Sは川の長さです。
確認2:Mika speaks English more clearly than I do.のものさしは何ですか。英語を話す明瞭さです。人そのものではなく、話し方を比べています。
確認3:This bag is better.だけで比較対象を決められますか。文だけでは決められません。会話の前後や、目の前で比べている物を確認します。

まとめと次の一歩

比較は、対象A、対象B、共通のものさしSから始まります。形を見る前に「何と何を、どの点で」と言えるようにしましょう。

次は形容詞を使い、人や物の性質をものさしにする方法を学びます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。