LESSON 01

節の中にも主語と動詞がある

省略された主語やthatを補って境界を確かめよう

等位接続で共有される主語と、内容節で省略されたthatを補って節構造を確認する

省略された主語やthatを補って境界を確かめよう

このレッスンの役割と目標

ここまで、節には主語と動詞があると学びました。しかし実際の英文では、同じ主語を共有したり、内容を導くthatを省略したりすることがあります。

目標は、書かれていない主語やthatを文脈から補い、見えにくい節の骨組みと境界を説明できることです。すべての省略規則を暗記するのではなく、意味が通る最小限の補い方を身につけます。

おすすめの学び方

動詞に対応する主語や、二つの節をつなぐ印が見当たらないときだけ、かっこで補います。原文を書き換えるためではなく、頭の中で構造を見えるようにする作業です。

同じ主語を共有するand

Mika got up and opened the window.

述語はgot upopenedの二つです。openedの前に主語は書かれていませんが、Mikaが両方の動作をしたと分かります。

構造を確かめるときは、次のように補えます。

Mika got up and (Mika) opened the window.

ただし、普通の英文としてMikaを繰り返す必要はありません。補うのは分析するときだけです。

内容節で省略されるthat

I think she is kind.

thinkの後ろにshe → isという新しいSとVの組があります。内容を導くthatが書かれていなくても、次のように補えます。

I think (that) she is kind.

thatを補うと、I thinkshe is kindの境界が見えます。前のセクションで学んだ「〜ということ」の内容箱です。

表面の文 補って見る構造 読み取り
Ken ran and caught the bus. Ken ran and (Ken) caught ... Kenが二動作
I know you are busy. I know (that) you are busy. busyだという内容
She said she was ready. She said (that) she was ready. readyだという発言内容

例題:何を補えば二つの骨組みが見えるか

Aya smiled and said she was happy.

  1. 述語はsmiledsaidwasの三組です。
  2. smiledとsaidの主語はAyaです。and (Aya) saidと考えます。
  3. wasの主語はsheです。
  4. saidとshe was happyの間に内容の境界があります。said (that) she was happyと考えます。

構造はAya smiled / and (Aya) said / (that) she was happyです。補った要素によって、三つの述語がどの主語と結びつくか明確になります。

補いすぎないための判断

省略を補うときは、次の二点を確認します。

  1. 補うとSとVの対応が自然になるか。
  2. 元の意味を変えていないか。

I like tea and coffee.に主語やthatを補う必要はありません。andは名詞を結び、述語はlike一組だけです。見えない要素があると決めつけず、骨組みに不足があるときだけ補います。

よくある間違い

andの後ろの動詞に勝手な新しい人物を割り当てると、元の意味を変えてしまいます。新しい主語が書かれていなければ、まず前の主語が共有されるか確認します。

また、thatが見えないから節も一つだと判断すると、I know you can swimyou → can swimを見落とします。述語数とS・V対応から、見えない境界を逆算します。

自分で確かめよう

確認1:Tom stood up and left the room.でleftの主語は誰ですか。Tomです。`and (Tom) left`と補って構造を確認できます。
確認2:I believe this plan will work.の省略を補ってください。`I believe (that) this plan will work.`です。
確認3:She opened the box and found it empty.でfoundの主語は誰ですか。Sheです。主語が共有されています。
確認4:I bought bread and milk.に省略された主語を補う必要がありますか。ありません。andはbreadとmilkを結び、述語はbought一組です。

まとめと次の一歩

同じ主語を共有するandでは主語が、think・know・sayなどの後ろでは内容を導くthatが表面に出ないことがあります。述語数とS・V対応を手掛かりに、必要な要素だけを補います。

次は、because・when・if・thatを並べて、意味は違っても節内にSとVがあるという共通構造を整理します。

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