before・last year・usualで時点や基準を比べよう
このレッスンの役割と目標
これまでは主に二人・二つの物を比べました。今回は同じ人や物について、現在と以前、今年と昨年、今日と通常時を比べます。
目標は、than以下の時間表現を、同じ対象の別の時点・状態へ戻して説明できることです。
同じ対象を時間軸に置く
I study longer than before.は、今の私とbeforeを比べるのではありません。「今の学習時間」と「以前の私の学習時間」を比べます。
例題:省略された状態を補う
This winter is warmer than last winter.
対象はthis winterとlast winterで、ものさしは気温です。
I can run faster than last year.では、現在の走り方と昨年の走り方を比べます。完全な意味は「I can run now」と「I could run last year」の速さの比較です。
The train is later than usual.では、今日の列車の時刻と通常の時刻を比べます。usualは「いつもの状態・基準」を表します。
時間表現と補う内容
| 表現 | 補う比較対象 |
|---|---|
| than before | 同じ対象の以前の状態・動作 |
| than last year | 同じ対象の昨年の状態・動作 |
| than yesterday | 昨日の対応する状態・出来事 |
| than usual | 通常の状態・時刻・程度 |
前後の文脈によって、何を補うかは変わります。比較級のものさしから、必要な状態を決めます。
よくある間違い
人とlast yearを直接比べないでください。人の現在の動作と、その人の昨年の動作を比べます。
beforeをいつも「前に」とだけ訳し、何の以前かを曖昧にしないでください。段落の話題から基準時点を確定します。
数字だけで比較するときも、単位や測定条件が同じか確認します。
自分で確かめよう
確認1:I am busier than last week.では何を比べますか。
今の私の忙しさと、先週の私の忙しさを比べます。確認2:The bus arrived earlier than usual.のusualは何ですか。
バスが通常到着する時刻です。今日の到着時刻と通常時刻を比べます。確認3:This river is cleaner than before.では何が省略されていますか。
同じ川の以前の状態です。現在の水質と以前の水質を清潔さで比べます。まとめと次の一歩
before、last year、usualは、同じ対象の別の時点・基準を表します。時間軸へ置き、対応する状態や動作を補いましょう。
次は修飾語を含む長い文で、thanが結ぶ左右の範囲をかっこで取ります。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。