LESSON 01

thanで比較の相手を示そう

before・last year・usualで時点や基準を比べよう

同じ対象の現在と過去、通常時などを比較する表現を復元する

before・last year・usualで時点や基準を比べよう

このレッスンの役割と目標

これまでは主に二人・二つの物を比べました。今回は同じ人や物について、現在と以前、今年と昨年、今日と通常時を比べます。

目標は、than以下の時間表現を、同じ対象の別の時点・状態へ戻して説明できることです。

同じ対象を時間軸に置く

同じ対象の異なる時点を比較する時間軸 昨年、以前、現在の同じ生徒の学習時間を時間軸上で比較する。 last year昨年の学習 before以前の状態 now / today現在の状態 人を時間と比べるのではなく、同じ人の二つの状態を比べる

I study longer than before.は、今の私とbeforeを比べるのではありません。「今の学習時間」と「以前の私の学習時間」を比べます。

例題:省略された状態を補う

This winter is warmer than last winter.

対象はthis winterとlast winterで、ものさしは気温です。

I can run faster than last year.では、現在の走り方と昨年の走り方を比べます。完全な意味は「I can run now」と「I could run last year」の速さの比較です。

The train is later than usual.では、今日の列車の時刻と通常の時刻を比べます。usualは「いつもの状態・基準」を表します。

時間表現と補う内容

表現 補う比較対象
than before 同じ対象の以前の状態・動作
than last year 同じ対象の昨年の状態・動作
than yesterday 昨日の対応する状態・出来事
than usual 通常の状態・時刻・程度

前後の文脈によって、何を補うかは変わります。比較級のものさしから、必要な状態を決めます。

よくある間違い

人とlast yearを直接比べないでください。人の現在の動作と、その人の昨年の動作を比べます。

beforeをいつも「前に」とだけ訳し、何の以前かを曖昧にしないでください。段落の話題から基準時点を確定します。

数字だけで比較するときも、単位や測定条件が同じか確認します。

自分で確かめよう

確認1:I am busier than last week.では何を比べますか。今の私の忙しさと、先週の私の忙しさを比べます。
確認2:The bus arrived earlier than usual.のusualは何ですか。バスが通常到着する時刻です。今日の到着時刻と通常時刻を比べます。
確認3:This river is cleaner than before.では何が省略されていますか。同じ川の以前の状態です。現在の水質と以前の水質を清潔さで比べます。

まとめと次の一歩

before、last year、usualは、同じ対象の別の時点・基準を表します。時間軸へ置き、対応する状態や動作を補いましょう。

次は修飾語を含む長い文で、thanが結ぶ左右の範囲をかっこで取ります。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。