誤文訂正で最初の原因を特定しよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは節を四段階で整えました。今回は比較も含め、誤文の「最初に正しくなくなった原因」を特定します。
目標は、見覚えのある形へ適当に変えず、比較形式・対象、接続関係、節骨格、句読法、時制のどこが原因か説明してから直すことです。
おすすめの学び方
誤文へすぐ赤字を入れず、まず原因ラベルを一つ選びます。修正後に元の意味が保たれているか日本語で確認します。
誤りの分類表
| 分類 | 典型例 | 最初の確認 |
|---|---|---|
| 比較形式 | more easier |
作り方を重ねていないか |
| 比較対象 | than last yearの対応不明 |
同じ尺度・種類か |
| 接続関係 | becauseとsoの混同 | 原因→結果の向き |
| 節骨格 | 接続詞後に主語なし | 各節にS+Vがあるか |
| 句読法 | コンマだけで二文接続 | 接続詞かピリオドがあるか |
| 時制 | if it will rain |
未来の条件節か |
例題:意味を変えずに原因から直す
誤:This book is more easier than that one.
意図は「この本の方が易しい」です。easyは短い語で比較級easierを使うため、moreとの二重比較が原因です。
正:This book is easier than that one.
This book is more difficult ...へ変えると文法は正しくても意味が逆になるため、修正とはいえません。
例題:二つの完全な文
誤:I was tired, I finished the work.
S+Vが二組あり、コンマだけで接続しています。「疲れていたのに」という意図ならbutを補います。
正:I was tired, but I finished the work.
修正後の再点検
- 元の意味を保ったか。
- 各節のS+Vは完成したか。
- 接続詞の向きは合うか。
- 比較対象・時制・コンマに別の誤りはないか。
よくある間違い
単語を変えて「見たことのある文」に近づけるだけでは、原因を学べません。次の問題へ移せるよう、なぜ誤りかを一文で言います。
また、複数の直し方がある場合は、問題が意図した意味を最も保つものを選びます。
自分で確かめよう
確認1:Ken is the tallest than Taro.の原因は何ですか。
最上級とthanを混ぜています。二者比較なら`Ken is taller than Taro.`です。確認2:Because it rained, so we stayed home.の原因は何ですか。
理由から結果を示す接続方法を二重に使っています。becauseかsoの一方にします。確認3:If she will come tomorrow, we will start.の原因は何ですか。
未来の条件を表すif節にwillを置いています。`If she comes ...`です。まとめと次の一歩
誤文訂正は、原因を分類し、意図した意味を保って直し、全文を再点検します。修正理由を言えることが再発防止になります。
次は長文設問で、比較の向きや接続関係を根拠として選択肢を判断します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。