LESSON 01

節の中にも主語と動詞がある

動詞の数から節の数を予測しよう

述語動詞を数え、英文に含まれる節の数を予測する

動詞の数から節の数を予測しよう

このレッスンの役割と目標

前のセクションでは、that以下にも主語と動詞があり、文全体が「〜ということ」という内容になると学びました。ここからはthatだけでなく、because・when・if・andなどを含む文にも使える「節の見つけ方」を身につけます。

このレッスンの目標は、文の意味を全部訳す前に述語となる動詞を見つけ、その数から節がいくつありそうか予測することです。まずは構造の地図を作り、次のレッスンで各動詞の主語を対応させます。

おすすめの学び方

英文を見たら、最初から日本語に直そうとせず、主語の動作や状態を述べる動詞に下線を引きます。助動詞と動詞、be動詞とing形などは、ひとかたまりとして数えます。

節は「主語+述語動詞」のまとまり

節とは、基本的に主語と述語動詞を含むまとまりです。

I stayed home because it was raining.

この文にはstayedwas rainingという二つの述語があります。そこで、節も二つありそうだと予測できます。

動詞の数から二つの節を予測する図 I stayed homeとbecause it was rainingを二つの箱に分け、stayedとwas rainingをそれぞれ一つの述語として数える。 述語動詞が2組 → 節も2つありそう 節1I stayed home stayed = 1組 because 節2it was raining was raining = 1組 一つずつの単語ではなく、述語として働くまとまりを数える

何を一つの動詞として数えるか

次の組は、それぞれ一つの述語として数えます。

数え方
助動詞+動詞 can swim 1組
be動詞+ing形 is studying 1組
be動詞+過去分詞 was made 1組
have+過去分詞 has finished 1組

たとえばI know that she can swim.では、knowが1組、can swimが1組です。単語としては動詞らしい語が三つ見えますが、述語は二組なので、節も二つと予測します。

一方、I want to play tennis.to playは、この段階では独立した節の述語として数えません。主語を伴うwantが文の中心です。不定詞そのものの詳しい働きは、前の「不定詞・動名詞」で学んだ内容を使います。

例題:動詞の組を数えて節を予測する

When the bell rang, the students left the room.

  1. 述語となる動詞に注目します。
  2. rangleftの二組があります。
  3. したがって、節は二つありそうだと予測します。
  4. When the bell rangthe students left the roomに分けると、どちらにも主語と動詞があります。

この段階では、どちらが文の中心かまで決められなくてもかまいません。「二つの出来事が組み合わさっている」と気づくことが第一歩です。

入試でこの見方が役立つ理由

入試の英文が長く見える原因の一つは、一文の中に複数の節が入っていることです。先に述語動詞を数えると、文をどこまで小さくできるか見通せます。選択肢の意味を比べる前に構造を確かめることで、主語の取り違えも減らせます。

よくある間違い

can playを二つ、is runningを二つと数えると、存在しない節を作ってしまいます。述語として一緒に働く語は一組です。

反対に、「一つの英文には動詞が一つだけ」と決めつけるのも誤りです。接続詞の前後に述語があれば、複数の節が入っている可能性があります。

また、動詞らしい形だけで機械的に決めず、主語の動作や状態を述べているかを確かめます。

自分で確かめよう

確認1:I think that Ken is honest.の述語は何組ですか。`think`と`is`の2組です。したがって、節も2つあると予測できます。
確認2:She can speak English.の述語は何組ですか。`can speak`で1組です。canとspeakを別々に数えません。
確認3:Because I was tired, I went to bed early.の節はいくつありそうですか。`was`と`went`があるので、2つと予測できます。
確認4:The boy wants to visit Kyoto.を3節と数えてよいですか。いいえ。主語the boyの述語はwantsです。to visitは不定詞で、この文に独立した節を一つ増やすとは考えません。

まとめと次の一歩

節は主語と述語動詞を含むまとまりです。まず述語の組を数えると、英文に含まれる節の数を予測できます。助動詞+動詞やbe動詞+ing形は一組として数えます。

次は、見つけたそれぞれの動詞に「誰が・何が」を問い、主語と一組ずつ対応させます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。