動詞の数から節の数を予測しよう
このレッスンの役割と目標
前のセクションでは、that以下にも主語と動詞があり、文全体が「〜ということ」という内容になると学びました。ここからはthatだけでなく、because・when・if・andなどを含む文にも使える「節の見つけ方」を身につけます。
このレッスンの目標は、文の意味を全部訳す前に述語となる動詞を見つけ、その数から節がいくつありそうか予測することです。まずは構造の地図を作り、次のレッスンで各動詞の主語を対応させます。
おすすめの学び方
英文を見たら、最初から日本語に直そうとせず、主語の動作や状態を述べる動詞に下線を引きます。助動詞と動詞、be動詞とing形などは、ひとかたまりとして数えます。
節は「主語+述語動詞」のまとまり
節とは、基本的に主語と述語動詞を含むまとまりです。
I stayed home because it was raining.
この文にはstayedとwas rainingという二つの述語があります。そこで、節も二つありそうだと予測できます。
何を一つの動詞として数えるか
次の組は、それぞれ一つの述語として数えます。
| 形 | 例 | 数え方 |
|---|---|---|
| 助動詞+動詞 | can swim |
1組 |
| be動詞+ing形 | is studying |
1組 |
| be動詞+過去分詞 | was made |
1組 |
| have+過去分詞 | has finished |
1組 |
たとえばI know that she can swim.では、knowが1組、can swimが1組です。単語としては動詞らしい語が三つ見えますが、述語は二組なので、節も二つと予測します。
一方、I want to play tennis.のto playは、この段階では独立した節の述語として数えません。主語を伴うwantが文の中心です。不定詞そのものの詳しい働きは、前の「不定詞・動名詞」で学んだ内容を使います。
例題:動詞の組を数えて節を予測する
When the bell rang, the students left the room.
- 述語となる動詞に注目します。
rangとleftの二組があります。- したがって、節は二つありそうだと予測します。
When the bell rangとthe students left the roomに分けると、どちらにも主語と動詞があります。
この段階では、どちらが文の中心かまで決められなくてもかまいません。「二つの出来事が組み合わさっている」と気づくことが第一歩です。
入試でこの見方が役立つ理由
入試の英文が長く見える原因の一つは、一文の中に複数の節が入っていることです。先に述語動詞を数えると、文をどこまで小さくできるか見通せます。選択肢の意味を比べる前に構造を確かめることで、主語の取り違えも減らせます。
よくある間違い
can playを二つ、is runningを二つと数えると、存在しない節を作ってしまいます。述語として一緒に働く語は一組です。
反対に、「一つの英文には動詞が一つだけ」と決めつけるのも誤りです。接続詞の前後に述語があれば、複数の節が入っている可能性があります。
また、動詞らしい形だけで機械的に決めず、主語の動作や状態を述べているかを確かめます。
自分で確かめよう
確認1:I think that Ken is honest.の述語は何組ですか。
`think`と`is`の2組です。したがって、節も2つあると予測できます。確認2:She can speak English.の述語は何組ですか。
`can speak`で1組です。canとspeakを別々に数えません。確認3:Because I was tired, I went to bed early.の節はいくつありそうですか。
`was`と`went`があるので、2つと予測できます。確認4:The boy wants to visit Kyoto.を3節と数えてよいですか。
いいえ。主語the boyの述語はwantsです。to visitは不定詞で、この文に独立した節を一つ増やすとは考えません。まとめと次の一歩
節は主語と述語動詞を含むまとまりです。まず述語の組を数えると、英文に含まれる節の数を予測できます。助動詞+動詞やbe動詞+ing形は一組として数えます。
次は、見つけたそれぞれの動詞に「誰が・何が」を問い、主語と一組ずつ対応させます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。