同じ種類のものを対応させて比べよう
このレッスンの役割と目標
形容詞と副詞によって、性質や動作をものさしにできるようになりました。ここでは、比較の左右に同じ種類・同じ範囲の対象を置きます。
目標は、人と人、物と物、動作と動作を対応させ、所有格や省略によって隠れた対象も補えることです。
左右を同じ箱に入れる
代名詞やdoが出たら、元の名詞や動作へ戻して、左右がそろうか確認します。
例題:所有する人ではなく物を比べる
My bike is newer than Ken's.
左はmy bikeです。右のKen'sはKen's bikeを表します。比較しているのは私とケンではなく、自転車と自転車です。ものさしは新しさです。
The population of Tokyo is larger than Osaka.は、文字どおり読むと人口と大阪という都市を比べてしまいます。比較対象をそろえるなら、The population of Tokyo is larger than that of Osaka.とし、thatでthe populationを受けます。
範囲もそろえる
Winter in Hokkaido is colder than Tokyo.では、北海道の冬と東京という地域全体が並んでいます。意図が東京の冬との比較なら、Winter in Hokkaido is colder than winter in Tokyo.または文脈に応じてthan that in Tokyoとします。
中学校段階では、まず日本語で左右を完全な形に戻すだけでも十分です。
| 表面の形 | 戻した形 |
|---|---|
| mine | my 名詞 |
| Ken's | Ken's 名詞 |
| that of ... | 前に出た単数名詞 of ... |
| I do | I + 前に出た動詞 |
よくある間違い
所有格を人だと読むと、かばんと人、自転車と人を比べてしまいます。省略された名詞を補ってください。
部分と全体をそのまま比べないでください。人口なら人口、冬なら冬というように範囲をそろえます。
日本語では意味が通じても、英語の左右が同じ種類とは限りません。比較文を二つの箱に分け、名札を書きます。
自分で確かめよう
確認1:My room is larger than Emi's.では何と何を比べますか。
my roomとEmi's roomを比べます。Emi本人ではありません。確認2:The weather in Osaka is warmer than Hokkaido.の問題は何ですか。
大阪の天気と北海道という地域が並んでいます。北海道の天気なら`than the weather in Hokkaido`などとして対象をそろえます。確認3:I practice English more often than my brother does.のdoesは何を表しますか。
`practices English`を表します。私の練習と兄弟の練習を頻度で比べています。まとめと次の一歩
比較の左右には、同じ種類・同じ範囲の対象を置きます。所有格、代名詞、doを完全な形へ戻すと、ずれを発見できます。
次は会話や図表で繰り返しが省略されたとき、文脈から比較対象を補います。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。