LESSON 01

何と何をどう比べるか

同じ種類のものを対応させて比べよう

人と人、物と物、動作と動作を平行に対応させる

同じ種類のものを対応させて比べよう

このレッスンの役割と目標

形容詞と副詞によって、性質や動作をものさしにできるようになりました。ここでは、比較の左右に同じ種類・同じ範囲の対象を置きます。

目標は、人と人、物と物、動作と動作を対応させ、所有格や省略によって隠れた対象も補えることです。

左右を同じ箱に入れる

比較対象を同じ種類で対応させる 人と人、かばんと所有格で表されたかばん、読む動作と読む動作を対応させる三例。 Ken ↔ Taro人 ↔ 人 my bag ↔ yoursかばん ↔ かばん I read ↔ you do動作 ↔ 動作 左右の名札を具体的に戻す yours = your bag do = read 同じ種類・同じ範囲なら比較できる

代名詞やdoが出たら、元の名詞や動作へ戻して、左右がそろうか確認します。

例題:所有する人ではなく物を比べる

My bike is newer than Ken's.

左はmy bikeです。右のKen'sはKen's bikeを表します。比較しているのは私とケンではなく、自転車と自転車です。ものさしは新しさです。

The population of Tokyo is larger than Osaka.は、文字どおり読むと人口と大阪という都市を比べてしまいます。比較対象をそろえるなら、The population of Tokyo is larger than that of Osaka.とし、thatでthe populationを受けます。

範囲もそろえる

Winter in Hokkaido is colder than Tokyo.では、北海道の冬と東京という地域全体が並んでいます。意図が東京の冬との比較なら、Winter in Hokkaido is colder than winter in Tokyo.または文脈に応じてthan that in Tokyoとします。

中学校段階では、まず日本語で左右を完全な形に戻すだけでも十分です。

表面の形 戻した形
mine my 名詞
Ken's Ken's 名詞
that of ... 前に出た単数名詞 of ...
I do I + 前に出た動詞

よくある間違い

所有格を人だと読むと、かばんと人、自転車と人を比べてしまいます。省略された名詞を補ってください。

部分と全体をそのまま比べないでください。人口なら人口、冬なら冬というように範囲をそろえます。

日本語では意味が通じても、英語の左右が同じ種類とは限りません。比較文を二つの箱に分け、名札を書きます。

自分で確かめよう

確認1:My room is larger than Emi's.では何と何を比べますか。my roomとEmi's roomを比べます。Emi本人ではありません。
確認2:The weather in Osaka is warmer than Hokkaido.の問題は何ですか。大阪の天気と北海道という地域が並んでいます。北海道の天気なら`than the weather in Hokkaido`などとして対象をそろえます。
確認3:I practice English more often than my brother does.のdoesは何を表しますか。`practices English`を表します。私の練習と兄弟の練習を頻度で比べています。

まとめと次の一歩

比較の左右には、同じ種類・同じ範囲の対象を置きます。所有格、代名詞、doを完全な形へ戻すと、ずれを発見できます。

次は会話や図表で繰り返しが省略されたとき、文脈から比較対象を補います。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。