長い一文を四段階で読む見取り図を持とう
このレッスンの役割と目標
前のセクションまでに、比較、接続詞、節、コンマ、時制を一つずつ学びました。ここからは、それらが同時に現れる長い一文を読む技能へまとめます。
目標は、知らない単語があっても止まらず、「述語 → 境界 → 主節 → 追加情報」の四段階で文の大きな意味をつかむことです。次のレッスンから各段階を詳しく練習します。
おすすめの学び方
最初から美しい日本語訳を作らないでください。英文へV、斜線、主節の箱、矢印の順で印をつけ、最後に意味を組み立てます。
四段階の読解手順
- 述語動詞の組を見つける。
- 接続詞を手掛かりに節の境界を引く。
- 主節のS+Vを先に読む。
- 時・条件・理由・内容を主節へ戻す。
例題:四段階を一度使ってみる
When I got home, my sister said that she had finished her homework because she wanted to watch a movie.
- 述語は
got、said、had finished、wantedの四組です。 When ... / my sister said / that ... / because ...に分けます。- 主節は
my sister saidです。中心は「姉(妹)が言った」です。 - when節は言った時、that節は言った内容、because節は宿題を終えた理由です。
細かな語彙をすべて訳す前でも、「帰宅した時、姉(妹)が、映画を見たいという理由を含む宿題の話をした」という構造が見えます。
未知語があっても構造は探せる
入試では、一語知らないだけで全文が読めないと感じることがあります。しかし、接続詞、代名詞、助動詞、基本動詞は構造の手掛かりになります。
未知語へ印をつけて保留し、まず節の役割を決めます。後から前後の意味で推測した方が、単語だけを眺めるより正確です。
よくある間違い
左から一語ずつ日本語へ変えると、主節へ着く前に情報が多くなり、主語を取り違えます。長いほど先に構造を取ります。
また、最初の知らない単語で止まると、後ろにある言い換えや理由を使えません。未知語は仮置きし、読める節を先に進めます。
自分で確かめよう
確認1:長い文で最初に探すものは何ですか。
述語動詞の組です。節の数を予測するためです。確認2:節を分けた後、何を先に読みますか。
文の中心となる主節のS+Vです。確認3:because節は主節へどんな問いで戻しますか。
「なぜ?」という問いで理由として戻します。確認4:未知語を見つけたら必ずそこで止まるべきですか。
いいえ。印をつけて保留し、接続詞とS+Vから構造を先に読みます。まとめと次の一歩
長い一文は、述語、境界、主節、追加情報の四段階で読みます。全訳より先に骨組みを作ると、未知語があっても中心を失いません。
次は第一・第二段階を詳しく行い、20語前後の初見文へ述語と境界の印をつけます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。