副詞で動作のしかたをものさしにしよう
このレッスンの役割と目標
形容詞は人や物の性質を説明しました。副詞は、走る、話す、練習するなどの動作が「どのように・どのくらい」行われるかを加えます。
目標は、副詞がかかる動詞を見つけ、速さ、丁寧さ、頻度など、比べている動作の側面を説明できることです。
人ではなく動作へ矢印を結ぶ
この文は二人の身長や性格を比べていません。runsという動作をfastというものさしで比べています。
例題:動作のどの面を比べるか
Mika speaks English more clearly than I do.
対象はMikaが話す動作と、私が話す動作です。clearlyはspeaksを説明し、話し方の明瞭さをものさしにします。I doのdoはI speak Englishの繰り返しを避けています。
My brother gets up earlier than I do.では、get upする時刻の早さを比べます。人そのものがearlyなのではありません。
| 副詞 | 説明する動作の側面 | 例 |
|---|---|---|
| fast | 速さ | run fast |
| carefully | 丁寧さ・注意深さ | check carefully |
| often | 頻度 | practice often |
| early | 時刻の早さ | arrive early |
| well | 出来ばえ | sing well |
形容詞との見分け
Yuki is a careful student.のcarefulはstudentを説明する形容詞です。Yuki checks her answers carefully.のcarefullyはchecksを説明する副詞です。
語尾だけでなく、何を説明しているかで判断します。fastやearlyのように形が変わらない語もあります。
よくある間違い
副詞を見て、人そのものの性質だと決めないでください。矢印を動詞へ戻し、どの動作のどの面かを言います。
more carefullyを一語ずつ訳すだけでは、何を比べたか分かりません。省略された動作も文脈から補います。
すべての副詞が-lyで終わるわけではありません。fast、hard、early、wellなども、動詞を説明すれば副詞です。
自分で確かめよう
確認1:Aya studies harder than Ken.のものさしは何ですか。
勉強する努力の程度です。harderはstudiesを説明します。確認2:This is a fast train.のfastは副詞ですか。
いいえ。名詞trainを説明する形容詞です。`This train runs fast.`ならrunsを説明する副詞です。確認3:He answered the question more carefully than before.は何と何を比べますか。
今回の答え方と以前の答え方を、注意深さで比べます。than beforeから過去の動作を補います。まとめと次の一歩
副詞は動作の速さ、丁寧さ、頻度、時刻などをものさしにします。副詞から動詞へ矢印を戻し、省略された動作も補いましょう。
次は、人と人、物と物、動作と動作を対応させ、比較対象の種類をそろえます。
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