LESSON 01

何と何をどう比べるか

副詞で動作のしかたをものさしにしよう

速さ、丁寧さ、頻度など動作の比較軸を読む

副詞で動作のしかたをものさしにしよう

このレッスンの役割と目標

形容詞は人や物の性質を説明しました。副詞は、走る、話す、練習するなどの動作が「どのように・どのくらい」行われるかを加えます。

目標は、副詞がかかる動詞を見つけ、速さ、丁寧さ、頻度など、比べている動作の側面を説明できることです。

人ではなく動作へ矢印を結ぶ

副詞が動作のしかたを説明する関係 KenとTaroの走る動作を、fastという速さのものさしで比べる図。 Ken runs faster than Taro. Ken runsケンが走る動作速さ:fast Taro runs太郎が走る動作速さ:fast 走る速さ

この文は二人の身長や性格を比べていません。runsという動作をfastというものさしで比べています。

例題:動作のどの面を比べるか

Mika speaks English more clearly than I do.

対象はMikaが話す動作と、私が話す動作です。clearlyはspeaksを説明し、話し方の明瞭さをものさしにします。I doのdoはI speak Englishの繰り返しを避けています。

My brother gets up earlier than I do.では、get upする時刻の早さを比べます。人そのものがearlyなのではありません。

副詞 説明する動作の側面
fast 速さ run fast
carefully 丁寧さ・注意深さ check carefully
often 頻度 practice often
early 時刻の早さ arrive early
well 出来ばえ sing well

形容詞との見分け

Yuki is a careful student.のcarefulはstudentを説明する形容詞です。Yuki checks her answers carefully.のcarefullyはchecksを説明する副詞です。

語尾だけでなく、何を説明しているかで判断します。fastやearlyのように形が変わらない語もあります。

よくある間違い

副詞を見て、人そのものの性質だと決めないでください。矢印を動詞へ戻し、どの動作のどの面かを言います。

more carefullyを一語ずつ訳すだけでは、何を比べたか分かりません。省略された動作も文脈から補います。

すべての副詞が-lyで終わるわけではありません。fast、hard、early、wellなども、動詞を説明すれば副詞です。

自分で確かめよう

確認1:Aya studies harder than Ken.のものさしは何ですか。勉強する努力の程度です。harderはstudiesを説明します。
確認2:This is a fast train.のfastは副詞ですか。いいえ。名詞trainを説明する形容詞です。`This train runs fast.`ならrunsを説明する副詞です。
確認3:He answered the question more carefully than before.は何と何を比べますか。今回の答え方と以前の答え方を、注意深さで比べます。than beforeから過去の動作を補います。

まとめと次の一歩

副詞は動作の速さ、丁寧さ、頻度、時刻などをものさしにします。副詞から動詞へ矢印を戻し、省略された動作も補いましょう。

次は、人と人、物と物、動作と動作を対応させ、比較対象の種類をそろえます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。