LESSON 01

長い文を節ごとに読もう

省略されたthat・主語・動詞を補って読み直そう

長い文で内容節のthatと等位節の共有要素を仮に補って構造を可視化する

省略されたthat・主語・動詞を補って読み直そう

このレッスンの役割と目標

長い文の主節と追加情報を結べるようになりました。しかしthatや同じ主語が省略されると、節境界が見えにくくなります。

目標は、述語数から不足するつながりを見抜き、分析のためにthat・主語・動詞をかっこで補えることです。原文を不必要に書き換えるのではなく、構造を確認する道具として使います。

おすすめの学び方

動詞に対応する主語や、二つのS+Vを結ぶ印が見えない場所だけを探します。補った語は必ず丸かっこに入れ、原文の語と区別します。

見えている手掛かり 仮に補う候補 確認すること
think・know・say後に新しいS+V (that) 前の動詞の内容になるか
and後に動詞だけ 前の主語 同じ人・物の動作か
than後の名詞・代名詞 前の動詞・助動詞 同じ動作や性質を比べるか

内容のthatを補う

I think Ken knows the answer because he studied hard.

述語はthinkknowsstudiedです。thinkの後ろにKen → knowsという新しい節が始まるため、内容のthatを補えます。

I think / (that) Ken knows the answer / because he studied hard.

主節はI think、内容はKenが答えを知っていること、その理由は一生懸命勉強したことです。

等位接続で共有される主語・動詞

Emi opened the book and began to read because she wanted to know the ending.

and後のbeganの主語はEmiです。

Emi opened the book / and (Emi) began to read / because she wanted to know the ending.

別の人物を勝手に作らず、前の主語を共有すると意味が通るか確認します。

比較文では動詞が省略されることがあります。

Ken can run faster than Taro (can).

than後のcanを補うと、Kenの走る速さとTaroの走る速さを比べていると分かります。

例題:二種類の省略を同時に戻す

Aya said she would help and called me when she got home.

  1. said後にshe → would helpがあるので、said (that) she would helpと補います。
  2. calledの主語はAyaです。and (Aya) called meと補います。
  3. when節は電話した時を示します。

構造:Aya said / (that) she would help / and (Aya) called me / when she got home.

よくある間違い

見えない語を何でも補うと、元の意味を変えてしまいます。述語と主語の対応、動詞が必要とする内容から根拠を持って補います。

また、省略を見つけることが目的ではありません。補った後に、主節・内容・時・理由の関係が明確になったか確認します。

自分で確かめよう

確認1:I know Emi can swim.へ補える接続詞は何ですか。`that`です。`I know (that) Emi can swim.`と考えます。
確認2:Ken stood up and opened the door.でopenedの主語は誰ですか。Kenです。`and (Ken) opened ...`と補えます。
確認3:Mika sings better than I do.でdoは何を受けますか。singを受け、「私が歌うより」と比較しています。

まとめと次の一歩

that、共有主語、比較で受ける動詞を仮に補うと、見えにくい節と比較対象が明確になります。補う根拠は述語数と意味関係です。

次は、比較・等位・従属が同時に現れる文を、外側と内側の層へ分けます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。