省略されたthat・主語・動詞を補って読み直そう
このレッスンの役割と目標
長い文の主節と追加情報を結べるようになりました。しかしthatや同じ主語が省略されると、節境界が見えにくくなります。
目標は、述語数から不足するつながりを見抜き、分析のためにthat・主語・動詞をかっこで補えることです。原文を不必要に書き換えるのではなく、構造を確認する道具として使います。
おすすめの学び方
動詞に対応する主語や、二つのS+Vを結ぶ印が見えない場所だけを探します。補った語は必ず丸かっこに入れ、原文の語と区別します。
| 見えている手掛かり | 仮に補う候補 | 確認すること |
|---|---|---|
| think・know・say後に新しいS+V | (that) |
前の動詞の内容になるか |
| and後に動詞だけ | 前の主語 | 同じ人・物の動作か |
| than後の名詞・代名詞 | 前の動詞・助動詞 | 同じ動作や性質を比べるか |
内容のthatを補う
I think Ken knows the answer because he studied hard.
述語はthink、knows、studiedです。thinkの後ろにKen → knowsという新しい節が始まるため、内容のthatを補えます。
I think / (that) Ken knows the answer / because he studied hard.
主節はI think、内容はKenが答えを知っていること、その理由は一生懸命勉強したことです。
等位接続で共有される主語・動詞
Emi opened the book and began to read because she wanted to know the ending.
and後のbeganの主語はEmiです。
Emi opened the book / and (Emi) began to read / because she wanted to know the ending.
別の人物を勝手に作らず、前の主語を共有すると意味が通るか確認します。
比較文では動詞が省略されることがあります。
Ken can run faster than Taro (can).
than後のcanを補うと、Kenの走る速さとTaroの走る速さを比べていると分かります。
例題:二種類の省略を同時に戻す
Aya said she would help and called me when she got home.
- said後に
she → would helpがあるので、said (that) she would helpと補います。 - calledの主語はAyaです。
and (Aya) called meと補います。 - when節は電話した時を示します。
構造:Aya said / (that) she would help / and (Aya) called me / when she got home.
よくある間違い
見えない語を何でも補うと、元の意味を変えてしまいます。述語と主語の対応、動詞が必要とする内容から根拠を持って補います。
また、省略を見つけることが目的ではありません。補った後に、主節・内容・時・理由の関係が明確になったか確認します。
自分で確かめよう
確認1:I know Emi can swim.へ補える接続詞は何ですか。
`that`です。`I know (that) Emi can swim.`と考えます。確認2:Ken stood up and opened the door.でopenedの主語は誰ですか。
Kenです。`and (Ken) opened ...`と補えます。確認3:Mika sings better than I do.でdoは何を受けますか。
singを受け、「私が歌うより」と比較しています。まとめと次の一歩
that、共有主語、比較で受ける動詞を仮に補うと、見えにくい節と比較対象が明確になります。補う根拠は述語数と意味関係です。
次は、比較・等位・従属が同時に現れる文を、外側と内側の層へ分けます。
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