LESSON 01

節の中にも主語と動詞がある

主語・動詞の対応と節境界の誤りを直そう

主語・動詞の欠落、誤対応、接続詞後の不完全文、誤った境界線を修正する

主語・動詞の対応と節境界の誤りを直そう

このレッスンの役割と目標

前までに、述語数、SとVの対応、接続詞、主節・従属節、省略を順に学びました。今回は、よくある誤文を直し、どの確認段階で問題を発見できるか整理します。

目標は、正解を勘で選ぶのではなく、「この動詞の主語がない」「二つの節を結ぶ語がない」のように根拠を説明して修正することです。コンマと時制だけの誤りは後のセクションへ譲ります。

おすすめの学び方

誤文を見たら、すぐ単語を入れ替えず、次の診断順を守ります。

  1. 述語は何組か。
  2. 各述語に主語があるか。
  3. 複数の節に境界標識があるか。
  4. 接続詞の意味役割が合うか。

例題1:主語の欠落を直す

誤:Because was raining, we stayed home.

was rainingという述語に「何が?」と問うと、主語がありません。天気を表すitを補います。

正:Because it was raining, we stayed home.

becauseそのものは主語ではありません。接続詞の後ろにもS+Vが必要です。

例題2:接続詞の欠落を直す

誤:I was tired I went to bed.

I → wasI → wentの二組があるのに、関係を示す語がありません。意味が「疲れていたので」ならbecauseを使います。

正:I went to bed because I was tired.

ただ二文を近づけるだけでは一文になりません。意味関係に合う接続詞が必要です。

例題3:誤った主語・動詞対応を直す

誤った分析:The color of these bagsの主語をbagsだけと考え、areを選ぶ。

文の中心はThe colorなので、正しくはThe color of these bags is beautiful.です。前置詞ofの後ろの名詞に引っぱられず、何について述べる文かを見ます。

症状 診断 修正の方向
接続詞後が動詞だけ 主語欠落 適切な主語を補う
S+Vが二組、接続詞なし 境界欠落 意味に合う接続詞を補う
動詞が近い名詞に誤対応 主語誤認 主語の中心を探す
that後が疑問語順 節内語順の誤り 普通のS+Vへ戻す

よくある間違い

日本語訳が通じるというだけで英文を正しいと判断すると、主語欠落を見逃します。英語では各節の骨組みを確認します。

また、誤りを一か所見つけた後に全文を再確認しないと、別の節の欠落が残ることがあります。修正後も述語数とS・V対応を最初から点検します。

自分で確かめよう

確認1:If rains tomorrow, we will stay home.を直してください。`If it rains tomorrow, we will stay home.`です。rainsの主語itが必要です。
確認2:I know that is busy.の不足は何ですか。that節の主語です。たとえば`I know that he is busy.`とします。
確認3:She was hungry she ate lunch.には何が必要ですか。二つの節の関係を示す接続詞が必要です。たとえば`She ate lunch because she was hungry.`です。
確認4:I think that is he kind.を直してください。`I think that he is kind.`です。that節内を普通のS+V語順にします。

まとめと次の一歩

誤文は、述語数、主語との対応、境界標識、接続詞の役割の順に診断します。修正の根拠を言葉にできれば、初見の誤文にも方法を移せます。

次は、このセクションの技能を初見文で統合し、どこまで自力で分析できるか診断します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。