伝える・打ち消す・たずねるの三つを見分けよう
このレッスンの役割と目標
前のコースでは、動詞の形から現在・過去・未来を表しました。このセクションでは、その時間と内容を保ちながら、肯定文・否定文・疑問文を作る設計図を学びます。今回は入口として、文が何をしようとしているかを見分けます。
目標は、肯定文を「事実や考えを伝える文」、否定文を「内容を成り立たないと伝える文」、疑問文を「相手へ確かめる文」と説明し、同じ内容の三つの形を分類することです。個別の語順変換は次のレッスン以降で扱います。
同じ話題でも文の仕事が変わる
肯定文は内容をそのまま伝える
Aya is busy.
「Ayaは忙しい」という状態を伝えています。
They play soccer after school.
「彼らは放課後にサッカーをする」という習慣を伝えています。
ここでいう肯定文は、「よいことを言う文」という意味ではありません。
The test is difficult.
内容が楽しいか困るかに関係なく、「難しい」と成り立つ内容を伝えているため肯定文です。
否定文は内容が成り立たないと伝える
Aya is not busy.
「Ayaは忙しい」という内容をnotで打ち消しています。
They do not play soccer after school.
「彼らは放課後にサッカーをする」という内容が成り立たないと伝えています。
否定文は、反対の単語へ置き換えるだけではありません。busyをfreeへ変えるのではなく、文の仕組みで「そうではない」と表します。
疑問文は相手に確かめる
Is Aya busy?
Ayaが忙しいかどうかを相手へ確かめています。
Do they play soccer after school?
彼らがサッカーをするかどうかをたずねています。
疑問符を付けるだけでなく、英語では語順や文頭の語も変わります。詳しい仕組みは後のレッスンで分けて学びます。
例題:三つの文を目的で分類する
次の三文を分類します。
- Emi can swim fast.
- Emi cannot swim fast.
- Can Emi swim fast?
1は能力を伝える肯定文、2はその能力を打ち消す否定文、3は能力があるか確かめる疑問文です。canの詳しい使い方は後のセクションで扱いますが、文の目的は今でも判定できます。
日本語訳だけでなく文の仕事を見る
Don't you like music?
notがあるため否定文に見えますが、相手へ「音楽が好きではないのですか」と確かめているので、文全体の目的は疑問です。否定を含む疑問文です。
今回は、基本の三分類を中心にします。複数の特徴があるときは、文が相手に何をしているかを最後に見ます。
よくある間違い
文末に?があれば疑問文だと見分けるだけでは、音声や語順問題で使えません。文頭のIs、Do、Canなどと、相手へ答えを求めていることを合わせて確認します。
また、否定文を「反対語を使う文」と考えると、notの位置を学ぶ準備ができません。元の内容を保ち、どの部分をnotで打ち消しているかを見ます。
自分で確かめよう
確認1:My brother does not get up early.は何文ですか。理由も答えてください。
否定文です。「弟は早く起きる」という内容をdoes notで打ち消しています。確認2:Are your parents at home?は何文ですか。
疑問文です。両親が家にいるかどうかを相手へ確かめています。確認3:肯定文とは、よい内容を伝える文ですか。
いいえ。内容がよいか悪いかではなく、事実・状態・考えなどを成り立つものとして伝える文です。まとめと次の一歩
肯定文は内容を伝え、否定文はその内容を打ち消し、疑問文は相手へ確かめます。話題が同じでも、文が相手に対して行う仕事が変わります。
次は、三つの目的を実際の形へ変える前に、文をbe動詞・一般動詞・助動詞の三つの仕組みへ分類します。
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