入試総合を解く六つの判断ルートを作ろう
このレッスンの役割と目標
前のセクションまでは、否定文・疑問文・助動詞を技能ごとに練習しました。この最終セクションでは、それらが混ざる高校入試問題を、根拠を持って解き分けます。
目標は、問題を見たら「文の目的・系列・時制・主語・意味・応答」の六つを順に判断できることです。次のレッスンでは、このルートを使って肯定・否定・疑問を変換します。
おすすめの学び方
空所を見てすぐ単語を入れず、六つのうち何を問う問題かを余白に書きます。選択肢に頼らず設計図を先に決めると、似た形に惑わされません。
六つの判断ルート
形を決める四つの判断
例としてKen ( ) play soccer yesterday.を否定文にします。
- 目的は否定。
- playは一般動詞系列。
- yesterdayがあるので過去。
- 過去のdidは主語に関係なく使える。
Ken did not play soccer yesterday.
didが過去を受け持つため、playは基本形です。
意味と応答を決める二つの判断
You ( ) see a doctor. You look very sick.では、形だけならcanやmayも入ります。しかし「とても具合が悪い」という状況から助言を表すshouldが自然です。
You should see a doctor.
会話問題では、次の発言も証拠です。Can you help me?に対して、引き受けるならSure.、断るならSorry, I can't.など、目的に合う応答を選びます。
例題:六つの判断を使う
A: ( ) I use your pen? B: Sure. Here you are.
- 目的:許可を求める。
- 系列:助動詞。
- 時制:今のこと。
- 主語:I。
- 意味:許可。
- 応答:Sureとペンを渡している。
Can I use your pen?
よくある間違い
日本語の「できる」だけでcan、「しなければならない」だけでmustと一対一に決めると、場面に合わないことがあります。前後の文から話し手の目的を読みます。
選択肢を一つずつ当てはめる方法も不安定です。まず系列と時制を決めれば、多くの誤答をまとめて外せます。
自分で確かめよう
確認1:She ( ) not busy yesterday.では、どの系列と時制ですか。
be動詞系列の過去です。She was not busy yesterday.となります。確認2:( ) Ken visit Kyoto last week?では、何を先に判断しますか。
visitが一般動詞、last weekが過去なのでDidを選びます。Did Ken visit Kyoto last week?です。確認3:You ( ) be quiet in the library.では、どんな意味が手がかりですか。
図書館で静かにする必要・規則が手がかりです。mustまたはhave toが文脈に合います。まとめと次の一歩
入試総合では、文の目的、系列、時制、主語で形を決め、話し手の意味と前後の応答で最終確認します。止まった判断が、そのまま復習すべき技能です。
次は、肯定・否定・疑問を同じ設計図の変形として整理します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。