会話・短文読解で話し手の意図をつかもう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、一文の規則違反を理由付きで訂正しました。今回は、会話や案内文の中で、疑問・否定・助動詞が何のために使われているかを前後から読み取ります。
目標は、空所の直前・直後、話し手の行動、標識や予定を証拠に、質問・依頼・許可・義務・助言・可能性を判断できることです。次は、コース全体の入試到達診断に挑戦します。
おすすめの学び方
空所の一文だけを訳さず、前後一文ずつへ矢印を引きます。「その発言の後に相手は何をしたか」を日本語で短く書くと、意図が見えます。
前後三か所から証拠を集める
会話では次の行動を見る
A: I can't carry this box.
B: Shall I help you?
A: Yes, please.
Bは情報をたずねているのではなく、困っているAに手助けを申し出ています。Aの返答もその意図を裏付けます。
案内文では規則と選択を区別する
Library Notice
You must not eat or drink here.
You can use the computers until 6:00.
must notは飲食禁止、canはコンピューターを使える許可・可能を示します。一つの文章に異なる意味が並ぶことがあります。
例題:前後を根拠に空所を選ぶ
A: I have a bad headache. B: You ( ) see a doctor. A: Yes, I think so.
Aの体調不良に対し、Bは命令ではなく助言をしています。AのI think so.も助言への同意です。
You should see a doctor.
否定の意味を文脈で読む
You don't have to bring a dictionary. We have enough dictionaries in the classroom.
後ろの文が「教室に十分ある」と理由を説明しているので、不必要の意味です。持参禁止ではありません。
よくある間違い
空所の直前だけを読むと、文法的に入る複数の助動詞から選べません。直後の返答や理由まで読みます。
canを常に能力、willを常に未来と読むのも危険です。Can you ...?は依頼、Will you ...?も依頼になる場合があります。
自分で確かめよう
確認1:A: It's hot here. B: Shall we open the window?のShall weは何を表しますか。
一緒に窓を開けることを提案しています。確認2:You may use this room until five.のmayは何を表しますか。
部屋を使ってよいという許可です。確認3:A: Would you like to join us? B: I'd love to.では、Bは何を伝えていますか。
勧誘を喜んで受けています。まとめと次の一歩
会話・短文では、空所の前から状況、空所から形、後ろから返答や行動を集め、話し手の意図を決めます。助動詞は単語だけでなく、文章の中の働きとして読みます。
次は、変換・意味選択・会話・語句整序・誤文訂正を統合し、コース全体の弱点を診断します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。