LESSON 01

文章の中で時制をそろえよう

時制が揺れる文章を見つけて直そう

文章の基準時、役割、正当な時間移動を確認し、不自然な時制だけを校正する

時制が揺れる文章を見つけて直そう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンまでに、基準時、背景と出来事、時間移動、普遍的事実、直接の発言を学びました。今回は、それらを使って短い文章を校正します。

目標は、文章の動詞を全部同じ形へ変えるのではなく、基準時と役割を確認し、理由なく揺れている動詞だけを直すことです。語彙や内容を含む全面添削は扱いません。

校正は四段階で行う

文章の時制を校正する四段階の流れ 基準時を囲む、全ての動詞へ下線を引く、形が違う理由を確認する、理由のない箇所だけ直すという四段階が矢印でつながる。 時制校正の四段階 1 基準時を囲むyesterday / every day / tomorrow2 動詞へ下線be動詞も見落とさない3 違う理由を確認時間移動・背景・事実・引用4 理由のない箇所だけ直す主語と動詞の形も点検 一文ごとではなく、段落の時間地図を先に作る

例題1:理由のない現在形を直す

Last Sunday, I visited my uncle. We cook lunch and talked about school.

基準時はLast Sundayの過去です。visited、cook、talkedへ下線を引きます。cookだけ形が違う理由がないのでcookedへ直します。

Last Sunday, I visited my uncle. We cooked lunch and talked about school.

例題2:直してはいけない違いを残す

I was reading a book when my mother came home.

was readingは過去の背景、cameは途中の出来事です。形が違う理由があるため、両方を過去形または過去進行形へそろえません。

具体例:複数の判断をする

Yesterday, we learned that the earth went around the sun. Our teacher says, “It moves very fast.”

基準はYesterdayです。学んだ・先生が言ったという出来事は過去なのでlearnedとsaidにします。地球が太陽の周りを回ることは普遍的事実なのでgoesです。引用内のmovesは発言の形として保ちます。

Yesterday, we learned that the earth goes around the sun. Our teacher said, “It moves very fast.”

校正記号を決める

  • 時間表現:四角で囲む
  • 主語:丸で囲む
  • 動詞:一本線
  • 背景の進行形:波線
  • 直す箇所:矢印で正しい形を書く

記号を固定すると、頭の中だけで処理する負担が減り、なぜ直したかを後から説明できます。

よくある間違い

文を一つずつ切り離すと、段落冒頭の時間表現を使えません。また、「形が違う」と気づいた瞬間に直すと、過去進行形や普遍的事実まで壊します。

直す前に必ず「違う理由はあるか」と問い、理由がない箇所だけを変更します。

自分で確かめよう

確認1:Last night, Emi did her homework and watches TV.の誤りを直してください。watchesをwatchedに直します。Last nightの同じ過去で、時制が変わる理由がありません。
確認2:I was sleeping when the phone rang.で形が違う二つの動詞は直しますか。直しません。was sleepingは続いていた背景、rangは途中に起きた出来事です。
確認3:過去の文章に現在形があったとき、直す前に何を確認しますか。今も変わらない普遍的事実か、直接の発言の中か、時間が現在へ移ったかを確認します。

まとめと次の一歩

時制校正では、基準時、動詞、形が違う理由の順に確認し、理由のない揺れだけを直します。時間移動、背景と出来事、普遍的事実、引用は、正しい違いとして残す場合があります。

次は、これらを混ぜた入試形式の問題で、どの判断段階に弱点があるか診断します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。