LESSON 01

英語は動詞で時間を表す

時間語がない文の時制を場面から選ぼう

時間語がない短い文や会話で、習慣・現在の状態・過去の出来事・予定という場面から時制を選ぶ

時間語がない文の時制を場面から選ぼう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、日本語の場面を時間・主語・述語へ分けて英文を作りました。今回は、yesterdayやevery dayのような時間語が書かれていない文で、前後の場面から時制を選びます。

目標は、一文だけで決めつけず、習慣、現在の状態、過去の出来事、未来の予定のどれを話しているかを周囲から判断し、述語動詞の形を選べることです。

時間語がなくても、質問、前の文、結果、話題の切り替わりが基準時を教えてくれます。

場面を示す四つの手がかり

手がかり 見ること
質問 何時点について聞かれたか What did you do?
前の文 すでに決まった時間 The game ended.
状況 習慣か一回の出来事か school routine / one event
結果 出来事が今より前に起きたか Now I have the key.

具体例:質問が時間を決める

A: How was the school festival?
B: It ( is / was ) exciting.

Aのwasが、終わったschool festivalについて質問しています。Bも同じ祭りの過去の状態を答えるため、wasを選びます。

It was exciting.

Bの文だけを見ると時間語はありません。しかし、質問が基準時を過去へ置いています。

文脈から基準時を受け取る

前の文や質問から基準時を受け取り、次の述語動詞を選ぶ図 How was the school festivalという過去の質問から、school festivalの時点を基準として受け取り、It was excitingのwasを選ぶ。 時間語がなくても、文脈が基準時を渡している 質問How was the school festival? 応答It was exciting. 共有する基準時終わった文化祭 → 過去 一文だけを切り離さず、前後と同じ時間か確認する

習慣か一回の出来事か

Kenta is on the basketball team. He practices hard.

チームに所属している現在の状態と、日ごろの練習について述べています。practicesは習慣として現在形です。

Kenta joined the basketball team. He practiced hard for his first game.

joinedで過去の話が始まり、first gameへ向けた一回の期間を述べています。二文目もpracticedと過去へそろえます。

同じ「練習する」でも、文章が描く場面によって時間が変わります。

未来の予定を会話から読む

A: We need someone to carry these boxes.
B: I will help you.

tomorrowはありませんが、Aの困りごとに対し、Bがその場で今後することを申し出ています。will helpで未来の行動を表します。

willの詳しい使い方は後のセクションで扱います。ここでは、文脈が「今より後」を示すと読めれば十分です。

よくある間違い

時間語がないから現在形、と決めるのは誤りです。前の文が過去なら、同じ場面を続ける文も過去になることがあります。

反対に、段落の最初が過去でも、現在の事実へ話題が移れば現在形を使えます。機械的に全部そろえるのではなく、話し手がいつを見ているかを確認します。

自分で確かめよう

確認1:A: How was your trip? B: It ( is / was ) wonderful. はどちらですか。wasです。質問が終わったtripを過去の出来事として扱っているからです。
確認2:Mina belongs to the art club. She paints after school. が現在形なのはなぜですか。現在の所属と、放課後に行う習慣を述べているからです。
確認3:時間語がない文で最初に見るものは何ですか。質問、前の文、習慣か一回かという状況、結果など、基準時を示す文脈です。

まとめと次の一歩

時間語がなくても、質問・前の文・状況・結果から基準時を取れます。一文を切り離さず、話題が同じ時間を続けているか、切り替わったかを確認します。

次は、短い会話全体を読み、質問と応答に合う時制を選び、理由を説明します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。