時間語がない文の時制を場面から選ぼう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、日本語の場面を時間・主語・述語へ分けて英文を作りました。今回は、yesterdayやevery dayのような時間語が書かれていない文で、前後の場面から時制を選びます。
目標は、一文だけで決めつけず、習慣、現在の状態、過去の出来事、未来の予定のどれを話しているかを周囲から判断し、述語動詞の形を選べることです。
時間語がなくても、質問、前の文、結果、話題の切り替わりが基準時を教えてくれます。
場面を示す四つの手がかり
| 手がかり | 見ること | 例 |
|---|---|---|
| 質問 | 何時点について聞かれたか | What did you do? |
| 前の文 | すでに決まった時間 | The game ended. |
| 状況 | 習慣か一回の出来事か | school routine / one event |
| 結果 | 出来事が今より前に起きたか | Now I have the key. |
具体例:質問が時間を決める
A: How was the school festival?
B: It ( is / was ) exciting.
Aのwasが、終わったschool festivalについて質問しています。Bも同じ祭りの過去の状態を答えるため、wasを選びます。
It was exciting.
Bの文だけを見ると時間語はありません。しかし、質問が基準時を過去へ置いています。
文脈から基準時を受け取る
習慣か一回の出来事か
Kenta is on the basketball team. He practices hard.
チームに所属している現在の状態と、日ごろの練習について述べています。practicesは習慣として現在形です。
Kenta joined the basketball team. He practiced hard for his first game.
joinedで過去の話が始まり、first gameへ向けた一回の期間を述べています。二文目もpracticedと過去へそろえます。
同じ「練習する」でも、文章が描く場面によって時間が変わります。
未来の予定を会話から読む
A: We need someone to carry these boxes.
B: I will help you.
tomorrowはありませんが、Aの困りごとに対し、Bがその場で今後することを申し出ています。will helpで未来の行動を表します。
willの詳しい使い方は後のセクションで扱います。ここでは、文脈が「今より後」を示すと読めれば十分です。
よくある間違い
時間語がないから現在形、と決めるのは誤りです。前の文が過去なら、同じ場面を続ける文も過去になることがあります。
反対に、段落の最初が過去でも、現在の事実へ話題が移れば現在形を使えます。機械的に全部そろえるのではなく、話し手がいつを見ているかを確認します。
自分で確かめよう
確認1:A: How was your trip? B: It ( is / was ) wonderful. はどちらですか。
wasです。質問が終わったtripを過去の出来事として扱っているからです。確認2:Mina belongs to the art club. She paints after school. が現在形なのはなぜですか。
現在の所属と、放課後に行う習慣を述べているからです。確認3:時間語がない文で最初に見るものは何ですか。
質問、前の文、習慣か一回かという状況、結果など、基準時を示す文脈です。まとめと次の一歩
時間語がなくても、質問・前の文・状況・結果から基準時を取れます。一文を切り離さず、話題が同じ時間を続けているか、切り替わったかを確認します。
次は、短い会話全体を読み、質問と応答に合う時制を選び、理由を説明します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。