LESSON 01

時制と進行形の入試総合

現在形と過去形を文章の基準時で選ぼう

現在の習慣・状態と終わった過去の出来事を文章の基準時から選ぶ

現在形と過去形を文章の基準時で選ぼう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、現在の中で習慣・状態と進行中の動作を分けました。今回は、今も続く習慣・状態と、すでに終わった過去の出来事を文章の基準時から選びます。

目標は、空所の近くにある語だけでなく段落の時間表現と最初の主要動詞を確認し、現在形か過去形かを根拠付きで選ぶことです。現在完了との比較は後のコースへ送ります。

まず文章を二つの時間箱へ分ける

現在の習慣と終わった過去を時間の箱で分ける図 左の現在の箱にはevery dayとplay、右の過去の箱にはyesterdayとplayedが入る。段落内で時間が変わる場合はnowやyesterdayなどの合図を橋として示す。 現在の箱every day / usually / nowI play tennis.今も続く習慣・状態過去の箱yesterday / last ... / ... agoI played tennis.終わった出来事・状態 時間移動の合図 時間表現 → 最初の動詞 → 後ろの動詞、の順に確認一つの空所だけを切り離さない

例題1:現在の習慣

Mai lives near the station. She (walk) to school every day.

every dayが今も続く習慣を示します。最初の動詞livesも現在形です。主語Sheに合わせ、答えはwalksです。

ここでは「歩いた」という一回の出来事ではなく、「毎日歩く」という繰り返しを表します。

例題2:終わった過去

Last Sunday, Mai (walk) to the library and borrowed two books.

Last Sundayで過去が基準です。後ろのborrowedも過去形なので、walkedを選びます。andでつながる二つの出来事を同じ時間線へ置きます。

具体例:段落の冒頭まで戻る

Two years ago, Ken moved to Fukuoka. He likes the city and made many friends there.

このままでは、likesだけ現在形です。「2年前に移住し、そのとき町を気に入り友達を作った」という過去の物語ならlikedへ直します。

Two years ago, Ken moved to Fukuoka. He liked the city and made many friends there.

一方、「今もその町が好き」と伝えたいなら、時間移動を示します。

Two years ago, Ken moved to Fukuoka. He likes the city now and has many friends there.

nowが過去から現在への移動を明確にします。形だけでなく、書き手がどの時間を伝えたいかを読みます。

入試での確認手順

  1. 段落の時間表現を囲む
  2. 最初の主要動詞へ下線を引く
  3. 空所が同じ時間の内容か確認する
  4. 現在なら三単現、過去なら規則・不規則変化を点検する

よくある間違い

一文ずつ日本語にすると、段落冒頭のLast Saturdayを忘れ、後ろの動詞を現在形に戻しやすくなります。また、現在形を選べてもHe playのように三単現を落とすことがあります。

時制の選択と動詞のつづりを別の段階に分け、まず時間、次に形を確認します。

自分で確かめよう

確認1:My father usually (cook) dinner on Sunday.の答えは何ですか。cooksです。usuallyが現在の習慣を示し、My fatherは一人なので三単現の-sを付けます。
確認2:Yesterday, my father (cook) dinner and washed the dishes.の答えは何ですか。cookedです。Yesterdayが過去を示し、washedと同じ昨日の出来事です。
確認3:Last year, I lived in Sapporo. I live in Tokyo now.で時制が違う理由は何ですか。Last yearの過去からnowの現在へ時間が移ったことが明示されているからです。

まとめと次の一歩

現在形と過去形は、文章の時間表現と最初の主要動詞から基準時を決めて選びます。時間が変わらないなら形をそろえ、変わるならnowなどの合図を確認します。

次は、同じ過去の中で、途中の背景を過去進行形、途中に起きた出来事を過去形で選び分けます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。