LESSON 01

時制と進行形の入試総合

入試で時制を選ぶ判断地図を作ろう

時間・習慣・進行中・出来事・予定・予測を手がかりに時制を選ぶ全体判断図

入試で時制を選ぶ判断地図を作ろう

このレッスンの役割と目標

前のセクションでは、文章の基準時と理由のある時制変更を学びました。この最終セクションでは、現在形・進行形・過去形・未来表現を入試問題の中で自分で選びます。今回はその判断地図を作ります。

目標は、動詞の空所を見たとき、すぐに活用を始めず、時間、習慣か進行中か、背景か出来事か、予定か予測かという順に問いを立てることです。現在完了など次のコースの文法は扱いません。

時制を選ぶ四段階

入試問題で時制と進行形を選ぶ四段階の判断地図 時間の位置を決め、現在なら習慣・状態か進行中か、過去なら終わった出来事か途中の背景か、未来なら決定・予測・予定のどれかを判断し、最後に主語と文の種類へ形を合わせる。 1 時間は現在・過去・未来? 現在習慣・状態?今進行中?現在形 / 現在進行形過去終わった出来事?途中の背景?過去形 / 過去進行形未来その場の決定・考え?事前予定・見える根拠?will / be going to 3 肯定・否定・疑問のどれ?do / be / will の仕組みを混ぜない 4 主語と動詞の形を合わせて、文章全体で確認

第1段階:時間の位置を決める

手がかり 中心となる時間
every day, usually 現在の習慣
now, Look! 現在進行中の候補
yesterday, last ..., ... ago 過去
tomorrow, next ... 未来

ただし一語だけで最終決定はしません。nowがあってもknow、likeなど状態を表す動詞は現在形が中心です。tomorrowがあってもwillかbe going toかは場面で選びます。

例題で第2段階:時間の中での役割を決める

例題1:現在

Ken usually (play) tennis after school.

usuallyから習慣なので現在形、主語Kenに合わせてplaysです。

Look! Ken (play) tennis now.

今進行中の動作なのでis playingです。

例題2:過去

I (study) when my friend called me.

電話が来たとき勉強の途中だったのでwas studyingです。calledは途中に起きた出来事です。

例題3:未来

A: The bag is heavy.
B: I (carry) it.

今聞いた困りごとに応じ、その場で決めたのでwill carryです。

第3・第4段階:文の種類と主語へ合わせる

意味として過去を選んでも、否定文ならdid not+基本形、疑問文ならDid+主語+基本形です。現在進行形ならbe動詞、willならwill自身を使います。

Did she visited the museum?

過去の疑問文ですが、Didが過去を受け持つためvisitedを基本形visitへ戻し、Did she visit the museum?にします。

よくある間違い

日本語訳から動詞の形を直接選ぶと、習慣と進行中、背景と出来事を区別できません。また、空所の直前だけを見ると、段落の先頭にあるYesterdayや会話の直前の発言を見落とします。

試験では、時間表現へ四角、空所の主語へ丸、判断の根拠へ下線を付け、最後に形を作ります。

自分で確かめよう

確認1:Every Sunday, Emi (help) her mother.の答えと判断順を答えてください。helpsです。Every Sundayから現在の習慣、主語Emiは一人なので三単現の-sを付けます。
確認2:At eight last night, we (watch) TV.の答えは何ですか。were watchingです。昨夜8時という過去の一点で、視聴の途中だったことを表します。
確認3:tomorrowがあれば、willとbe going toのどちらかを自動的に選べますか。選べません。tomorrowは未来を示すだけで、その場の決定・考えか、事前予定・現在の根拠かを文脈から判断します。

まとめと次の一歩

入試で時制を選ぶときは、時間、時間内の役割、文の種類、主語と動詞の形の順に判断します。一語や日本語訳から直接答えへ飛ばず、選んだ根拠を示します。

次は、この地図の現在部分を使い、現在形と現在進行形を入試文脈で選び分けます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。