入試で時制を選ぶ判断地図を作ろう
このレッスンの役割と目標
前のセクションでは、文章の基準時と理由のある時制変更を学びました。この最終セクションでは、現在形・進行形・過去形・未来表現を入試問題の中で自分で選びます。今回はその判断地図を作ります。
目標は、動詞の空所を見たとき、すぐに活用を始めず、時間、習慣か進行中か、背景か出来事か、予定か予測かという順に問いを立てることです。現在完了など次のコースの文法は扱いません。
時制を選ぶ四段階
第1段階:時間の位置を決める
| 手がかり | 中心となる時間 |
|---|---|
| every day, usually | 現在の習慣 |
| now, Look! | 現在進行中の候補 |
| yesterday, last ..., ... ago | 過去 |
| tomorrow, next ... | 未来 |
ただし一語だけで最終決定はしません。nowがあってもknow、likeなど状態を表す動詞は現在形が中心です。tomorrowがあってもwillかbe going toかは場面で選びます。
例題で第2段階:時間の中での役割を決める
例題1:現在
Ken usually (play) tennis after school.
usuallyから習慣なので現在形、主語Kenに合わせてplaysです。
Look! Ken (play) tennis now.
今進行中の動作なのでis playingです。
例題2:過去
I (study) when my friend called me.
電話が来たとき勉強の途中だったのでwas studyingです。calledは途中に起きた出来事です。
例題3:未来
A: The bag is heavy.
B: I (carry) it.
今聞いた困りごとに応じ、その場で決めたのでwill carryです。
第3・第4段階:文の種類と主語へ合わせる
意味として過去を選んでも、否定文ならdid not+基本形、疑問文ならDid+主語+基本形です。現在進行形ならbe動詞、willならwill自身を使います。
Did she visited the museum?
過去の疑問文ですが、Didが過去を受け持つためvisitedを基本形visitへ戻し、Did she visit the museum?にします。
よくある間違い
日本語訳から動詞の形を直接選ぶと、習慣と進行中、背景と出来事を区別できません。また、空所の直前だけを見ると、段落の先頭にあるYesterdayや会話の直前の発言を見落とします。
試験では、時間表現へ四角、空所の主語へ丸、判断の根拠へ下線を付け、最後に形を作ります。
自分で確かめよう
確認1:Every Sunday, Emi (help) her mother.の答えと判断順を答えてください。
helpsです。Every Sundayから現在の習慣、主語Emiは一人なので三単現の-sを付けます。確認2:At eight last night, we (watch) TV.の答えは何ですか。
were watchingです。昨夜8時という過去の一点で、視聴の途中だったことを表します。確認3:tomorrowがあれば、willとbe going toのどちらかを自動的に選べますか。
選べません。tomorrowは未来を示すだけで、その場の決定・考えか、事前予定・現在の根拠かを文脈から判断します。まとめと次の一歩
入試で時制を選ぶときは、時間、時間内の役割、文の種類、主語と動詞の形の順に判断します。一語や日本語訳から直接答えへ飛ばず、選んだ根拠を示します。
次は、この地図の現在部分を使い、現在形と現在進行形を入試文脈で選び分けます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。